【落語】第13回てうし寄席(柳家三之助 真打披露)
2010.6.12 14:00
銚子出身の柳屋三之助が続けてきた「てうし寄席」7年目にして、真打披露を兼ねた「故郷に錦」公演。地元らしい、かなり大きい会場に集まる人々の笑顔が楽しい。しかも雨男のはずの三之助としては珍しい快晴。
- 入船亭 辰じん[寿限無]
- 柳亭 こみち[薬缶][かっぽれ]
- 柳家 喜多八[長短]
- (仲入り)
- 口上 三之助・小三治・喜多八・こみち
- 林家 正楽(紙切り)
- 柳家 小三治[小言念仏]
- 鏡味 仙三郎社中(大神楽)
- 柳家 三之助[棒鱈]
晴れがましい場所、寄席とは違う雰囲気、満員とはいえないけれどあの広い会場をきっちり埋めるちから。花火といえばそうかもしれないけれど、一生に一度の真打披露。
辰じん、自分の役割は観客の携帯電話を切らせることと宣言(なので仲入り前は携帯がならないのは見事。そのあとは彼のせいではないけれど残念。口上の最中にならなかったのがせめてもの救い)。スタンダードに寿限無。
こみち、(あたしとしては)かわいらしい女性の噺家だけれど、物知りをひけらかす「先生」がきちんと男。かっぽれも、祝いの場らしくて楽しい。
喜多八、アタシは三之助の長短しか聴いたことがなかったのですが、なるほどバリエーションの違い。おもしろおかしくしなくても、この対比だけでおもしろい噺のちから
口上、こみちの「一夜のはなし」、喜多八の「なれない場所」、小三治の「入門のいきさつ」
紙切り、相合い傘、客の潮来の花嫁、犬吠崎の灯台、きちんと三之助のシルエット。
小三治、まさかの携帯。腹を立てることもなくやんわりと注意しつつの。木魚の音が響かないのは、この会場の広さではしかたないところ、楽しく日常を描写するはなし、たぶんアタシは初めて聴いた噺。
三之助、以前聴いたのに途中まで気づかず。あれれ。
三之助の噺(というより入る前)が長いというのは定説だけれど、三之助が舞台に上がった時点で予定の終演時刻残り3分なので、彼のせいではありません。30分押しの17:15終演。
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