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2026.08.25

【芝居】「桃燕飯店(タオヤンハンテン)〜煥発〜(カッパツ)」ドリル饅頭

2026.8.6 18:00 [CoRich]
ナイロン100℃、温泉キノコを経て中西広和が立ち上げた劇団。単独公演としては初見です。90分。8月9日まであかいくつ劇場。

夫婦と二男二女で家族経営の中華料理屋、主人が亡くなって次男が鍋を振るが客が減る一方だが、大家は暖かく見守ってくれている。 客を呼び込もうと末娘がショート動画をSNSに投稿し、それをみた客の投稿が炎上する。失意の家族だが、母親が元は歌手志望だったと知り、子供たちは街を応援するアイドルのオーディションへの母親の参加を後押しする。

店主が亡くなり閑古鳥の鳴く店でしかし明るく暮らす家族と善意の家主。そこにふりかかる悪意による炎上が物語の展開を後押しします。この悪意の理由も母親の虐待という理由は示されます。「犯人」の母親をみるPOV(一人称視点)の動画はもはやホラーだけれど、自分が生きるために他人を傷つけるという構図はなかなか他では観られない感じ。

歌謡ショーよろしくいくつかの歌う場面は唐突に感じたりもするけれど母親のご当地アイドルオーディションへの応募という家族(と店の)再生への道筋に繋がるという意味ではミュージカルを目指しているのかなとも思います。この芝居に限らずミュージカルの文法になかなか慣れないワタシだけれど、奇跡を歌が担うのだという風には思っています。悪意を持った女このオーディションの場に居合わせて、それが改心に向かうのは少々ピーキーだとは正直思いますが、全体が丸く大団円になるのは「あかいくつ劇場」という場には合っている感じ。(なんせ横浜のお菓子ハーバーの再生前の有明製菓が縫い込まれた幕、人形劇にも強い劇場ですが、ワタシが前回ここを訪れたのは革命アイドル暴走ちゃんの2017年なので10年弱も経ちました)。

目利きの長女(江花実里)や鍋を振る次男(小山利英)や動画投稿でバズらせようとする次女(柴野梓実)は明るく、少々拗らせた長男(松本D輔)も含め、頑張る母親(ELI先生)を支える序盤は家族たちを描きます。そこに降りかかる女性客(牧野愛弓)からの災難。 中盤からは大家を演じたシューレスジョーの少々大げさにも見える力技で笑いを生みだします。保健所勤務なのに後半でよろめいてみたりする女を演じた板垣けゑて、オーディション会場の司会者を演じた こんのかつゆき、審査員を演じた野比隆彦や佐々木光弘といった面々が盛り上げての大団円。オーディションには落ちたけれど、店は盛り返すという予兆を亡くなった店主(中山朋文)が見守るどころかその場所に居るかのようなファンタジー。

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【芝居】「クジラが群れた恋」トローチ

2026.8.2 18:00 [CoRich]
一年半ごとの公演を続けるトローチの新作。8月10日まで赤坂RED THEATER。115分。

共働きの夫婦、年下の夫は離婚を切り出す。他に好きな女が出来たという。妻は不満があったけれど、どうしても嫌いにはなれず、離婚してしばらく経つ友人に話をしたり、昔のバイトの店の店長である元カレに久々に会いに行ったりする。妻の父親は若い恋人を連れて紹介しに来る。夫の父親は育て方を間違えたと、反省している。夫が恋人だと思っている女に離婚しないように諭される。

冷え切った夫婦関係だけれど続けていた結婚生活に突如切り出された離婚話をきっかけに、日頃の不満も溜まっていて夫の身勝手さに怒ってはいるけれどどうしても別れられない妻の視点の物語。とはいえ、離婚している友人を自分より不幸に見下したい気持ちが透けて怒らせたり、話を聴いてくれる元カレに不倫を持ちかける気持ちが見透かされて昔の恨みを蒸し返されたり、夫に対しての態度も正論で繰り返し殴りつけるような感じで、妻の方も混乱で足掻いた結果とはいえ、相当に周りを混乱させていきます。 夫婦や親子など家族について、年代や立ち位置によって異なるそれぞれのポリシーのぶつかり合い。全ての人物が同じぐらいの解像度で書き込まれたそれぞれの考え方。ワタシ個人では受け入れがたいものもあるけれど、人それぞれに大事だと思うことが異なるというごく当たり前のことをきちんと描く物語なのです。

年下の夫はよく言えば無垢だけれど自分勝手でほしいものはあくまで手に入れたい自分好きで、男らしさといったやや古くさい価値観をそれで人が傷つくことがあるなんてこともわからない相当ヒールな役どころ。演じた今江大地はこれだけ酷い役なのにこれだけイノセントな造型がちょっと凄い。妻を演じた中村中は混乱しまくり周りを巻き込みまくるカロリーの高い役でこれを日によってはマチソワで公演を走りきったパワフルさ。

元カレを演じた東地宏樹は年齢を重ねた優しさと余裕にみせているけれど、その裏側に隠しもっている傷ついた過去の深み。 妻の友人を演じた小林さやかもまた年齢を重ねたよき友人だけれど、無礼に対してきちんと怒れる人物をきっちりと。飲酒シーンばかりじゃないかというのは多分気のせい。 夫の浮気相手を演じた高橋紗良は序盤こそ「妻帯者だから寝た」みたいはひどい感じだけれど、言葉の裏もキチンと理解出来る常識人という落差の楽しさ。 妻の父親を演じた辻親八のどこまでも娘を想う気持ちとしかし、若い婚約者である菊池美里との一歩間違えばバカップルのコミカルになりそうなところ、身の丈というか、家族を家族として整えたいという気持ちの強さ、介護ともいえる年齢差でもそこに恋愛の情があるという繊細な関係をしかしコミカルに描きます。 夫の父親を演じた中西良太 は白スーツのややヤクザ物風情で、男はこうあるべきとかの無頼で旧来の価値観ばりばりだけれど、甘やかせすぎて育てた息子を失敗と断じる筋の通し方はこれはこれでカッコイイ。

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2026.08.11

【芝居】「15 Minutes Made 東京/福岡 東京公演」Mrs.fictions

2026.8.1 19:30 [CoRich]
15分程度の短編を一挙上演する人気シリーズ、3年版ぶりの開催は、東京・福岡のツアー公演で、それぞれの地区からの団体を集めて。休憩10分を含み120分。8月2日までテアトルBONBON。福岡での公演では、スポンサーの協力により10-20代には500円のワンコインの料金設定を設定しています。

生まれて、生活して、死んで、この身体に、この星に乗っている自分、人「THE DAY 1041」(melomys)。
叔父の大きな家に一人で住んでいる姉の家に、彼女と同棲していた弟が追いだされ転がり込んでくる。この家の住人に何かを与えたり預けたりした人はみな幸せになっている、と気付く「ちょっと良いタオルとか」(システム個人)。
福岡・天神で市役所と結婚し安泰の地位を築き娘・エルガーラまで儲けた大丸と、中洲で長い間人々を集めてきたが廃業に至った玉屋、二人の「女ビルの一生」(ギンギラ太陽's) 。
折りたたみベビーカーを広げるのに四苦八苦している男女、それを眺めている通りがかりの男も手伝ってみたくなる「ベビーカー」(コンプソンズ)。
期待したラーメン屋がイマイチだった気持ち、ボーリングでピンが倒れる瞬間、ドミノ倒しの記録に挑戦する人々を襲う悲劇、様々な一瞬、ゆらゆらと崩れる「真夏に崩れる」(ザ・クズレルズ)
毛糸を巻き取る女、その先には両手で毛糸を支えている男が二人。大人っぽく年上らしい男と、おそらく若いヤンキー崩れと「ミセスフィクションズの恋しくて」(Mrs.fictions)。

なるほどガラパゴスダイナモスの役者だった田崎小春を含む音楽や映像を含むユニットmelomysの「〜1041」、マイク片手に俳優が一人で喋り、VJと音響のパフォーマーがいるというスタイル。起きてゴミ出し満員電車という日々の繰り返しにいつしか、母から生まれてきて生活している自分、日々の生活に死んでいるのではないかと思う自分を見つめ直すよう。演劇というよりはパフォーマンスの領域と感じるワタシです。1041を15分の心拍数というけれど、たぶんそれは安静時(≓70bpm)で、このパフォーマンスだと2000ぐらいいってるんじゃないかと思うワタシですが、それは単に身体は動いてなくてずっと思索してたこと、ということなのかもしれません。

「ちょっと良い〜」は 同棲相手の女の妹が会社をクビになって追いだされた、という設定は一応あるものの、ホントに姉御肌のテンションで引っ張る姉の存在と、そのテンションには慣れないけれど恐らくは姉のことが大好きな弟。住人に何かをあげたりした人は皆幸せになってるという無理矢理な理屈をオカルトライターを登場させてそれっぽくした上で説得力を持たせた上でしかし、同棲相手が入ってくる代わりに引っ越していく姉への引越祝いの タオルというオチが気が利いてる感じで嫌いではありません。姉を演じた帯金ゆかりのこのテンションは無茶苦茶だけれど、イキオイで説得力とかそういうものを蹴散らして駆動してしまうということは確かにあるのだなと思うのです。

「女ビル〜」は、 2008年の上演を観ています。福岡の地元の様々なモノ語りをかぶり物で上演する老舗劇団の名作をぎゅっとコンパクトに。時間も人数も半分以下の座組で、古き良き玉屋の浪花節と、現代的に生まれ変わり生き残った大丸という「女ビル」の対比のエッセンスの面白さ。もう随分福岡を訪れていませんが、そういえば天神ビックバン、どうなったんだろう、それは描くのだろうかとちょっと楽しみになったり。

「ベビーカー」を開くのに四苦八苦してるくだりがそこそこ続いた後に手を貸した男の「お子さんはどこ?」という問いから始まる怒濤で語られるこの男女の関係。夫婦じゃなくて隣人で、でも互いの修羅場の音で互いがブーストしたり、別れてからの近所づきあいから始まったり始まんなかったりするジェットコースターが楽しい。そもそもベビーカーだって男がこの楽しい時間を延々と繰り返したいからという終幕に至るまで見事なのです。男を演じた大宮二郎の一途さ、女を演じた中尾ちひろのはっきりと線引きをする距離感の凜々しさ、手を貸す男の横手慎太郎の翻弄される感じも楽しい。

「〜崩れる」は色んなシチュエーションの脱力感だったり物理的事象だったりの崩れ落ちる瞬間をスローモーションで団体芸ととして見せる短編集。コントとも違うお約束の繰り返しの面白さ。福岡公演での役者が減ってしまうことにこの企画の他団体からの参加が相次ぐというフェス感も楽しい。

「〜恋しくて」は毛糸を巻く女を中央に下手に大人びた男、上手にヤンキー崩れの若者を配して、徐々に女にとっての過去の男たちだということが見えてきます。どちらが先の男なのかはどこかはっきりしないのは大昔の話で、一方に教えて貰ったことをもう一方に教えてみたりすることの向きが実は逆じゃないかと思わせる記憶の曖昧さみたいなものが見え隠れするのが巧いのです。編み物は皆死んでしまって一人になってしまったおばあちゃんが一人ですることだという中盤の言葉が終幕に巧く機能していてほっこりとした終幕。年上の男を演じた岡野康弘の妖しさ満点なツクリモノ感、年下の男を演じた今村圭佑の切れっぷりも久しぶりで楽しく、女を演じた米田ひかりは歳を重ねていく女性のグラデーションが見事で。

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2026.08.10

【芝居】「あきらめて明日」青春事情

2026.7.20 17:00 [CoRich]
劇団単独公演としては初めて拝見します。80分。7月21日まで新宿眼科画廊(スペース地下)。

コンサルに半ば騙され自死した父親の姿が見えている男はコンビニでのアルバイトで忙しい日々を送っている。コンビニには学生の女のアルバイトが入っているが、遅刻やシフト変更を躊躇なく求めたりする。人手が足りず店長はテンパっていて、人生を変えるためにセミナーに参加しようとコンサルの男に電話する。 ある日、女がパンを万引きする。お腹が空いているから当然だといい悪びれもしないが、金はないなら働くという条件にはあっさり従う。 占い師に女が結婚をどうするか相談している。同棲している男が何をしているか全く知らない。コンビニでバイトしている男は、荷物を出しに来た男が書いた苗字が父親を騙したコンサルと同じ苗字と知り家を訪ねる。

万引きする女はどうも宇宙人らしいと匂わせる描写がいくつか。「お迎えがどう」とか言ってみたり、チラシにはUFOが現れてたり。万引きは事件ではあるけれど、コンビニの日常に組み込まれる毎日。片や同棲している男女、男は調子のいい口調で青年の父親やらコンビニ店長やらを口車に乗せてきたのだとおもうけれど、その同棲相手には何をしているか告げずに暮らしていて。

終盤、女は妊娠を告げるとコンサル男がターゲットにしていたコンビニ店長と連絡が取れなくなり、コンビニ店長にとってはすんでのところで日常が戻り、コンサル男と女はまっとうに生きる道を選んだかと予感させるよう。 宇宙人らしい女は迎えが来ないとぼやきながらバイトの日々。 しかし、こういう日常、終幕に大音量と共に強い光。それは迎えなのかもっと悲劇なのか。そこまでの日常はプツンと切れてしまうと思わせる終幕は印象的です。

万引き犯を演じた後藤飛鳥はこういう超越した存在をやらせると圧倒的。コンビニ店長を演じたおがわじゅんやは、困らせている男みたいや役がハマります。コンサルを演じた加賀美秀明の甲高い声は怪しげなコンサルの説得力。占い師を演じた内海詩野のある種のツクリモノ感が楽しい。その彼女を演じた廣木葵の真っ直ぐさと、バイト学生を演じた遊佐菜摘のスレた感じの造型のコントラスト。

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【芝居】「パール食堂のマリア」青☆組

2026.7.18 18:30 [CoRich]
青☆組の10周年(2011年)や、 劇団化5周年(2016年, 未見)など節目で上演されてきた三演め。劇団化15周年記念の一本としての上演。7月20日まで吉祥寺シアター。 120分。ワタシは15年ぶりに拝見します。

路地裏、波止場、繁華街、ガス灯などをぎゅっと詰め込んで、上下にも奥行き方向にも広がりのある舞台は今回も。舞台設定とされる1970年代は本牧地区の返還前、混血の嬰児が埋められたとされる根岸外人墓地を遠く見られる場所だから根岸あたりかととも思うけど、繁華街だから山下町あたり、伊勢佐木町だとちょっと違うもんな、という感じ。横浜生まれだし年代的には近いけれど、このエリアを知るのはずっとあと、返還後のマイカル本牧完成後なので肌感覚としてはよく分かってないワタシです。それでも、有隣堂とか高島屋といった地元を感じさせる単語は嬉しいものです。

例によって初演の記憶は曖昧です。「Mとナナシによって演じられる様々な人々の過去の話」つまり、今は未婚のまま食堂で働く長女の幼い頃に母親が米兵に襲われる悲劇であったり、孤児院につれていかれる混血の女児とその母親の道中であったりの物語が判りにくいと初演の感想に書いていたワタシですが、今作はそんなことはなくてすっきりと。 野良猫を何匹も面倒をみて名前をつけて見送ってきたバーの店主が何十年ぶりに故郷に戻ったり、次女と同僚のほのかな恋心が進展していきそうなのに、男の側の告白にのってその話がなくなってしまうこと、ストリッパーと恋仲の顔役はだらしない男だけれど女を一途に思っているとか、隅々までさまざまな味がしみこんでいるのに、しかし濁ることなくシャープに味わえる舞台の魅力。物語に手をいれたところもあるかもしれないけれど、1970年代といわゆる古い価値観だからこその喜びも悲しさもあるのだとおもうのです。

バー店主を演じたエスムラルダは年末のイベントでの女装ばかりを観てきたけれど、ドレスアップしてない素の感じとの対比が劇中でコントラストになる魅力。(おそらく)三演とも長女を演じた福寿奈央の健気さ、ストリッパーを演じた小瀧万梨子の力強さ。今まではナナシを演じていた大西玲子は女手ひとつで息子をそだてる人懐っこい造型の美容師が新しく。Mとナナシを演じた松本紀保、蓑輪みきも凛とした雰囲気をまとう新しいかたちに。顔役を演じた代田正彦はなかなかにダメな男と終幕での一途さの対比がいい。

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2026.08.07

【芝居】「煙の汽水域」ムシラセ

2026.7.11 19:00 [CoRich]
保坂萌の作演によるムシラセの2026年の新作。7月19日まで小劇場B1。80分。

愛人の家で死んだ父親の葬儀から帰ってきた母と息子、友だちも来る。それから15年後、商社勤めになっている男は7年の交際の末に恋人が出ていく日、小説家になった友だちも手伝いに来る。 それから15年後、愛人の家。妻子も出て行って、しかし愛人も別れるという。

一人の男とその友だちの男の15年を隔てて変わったり変わらなかったりを描くいわば「セイムタイムネクスト15年」の作りだけれど、そこに女性を一人加えています。男性二人の役は変わらないけれど、女性はそれぞれ別の人物で、母→恋人→愛人と変わります。妻が無いのがポイントなのかもしれません。

序盤の20歳、愛人宅というどうにも締まりの無い死に方をした父親の葬儀、気丈な母親、距離感の掴みかねている息子にそれを知らずにきた友人の基礎固めから、35歳ではそれぞれが生活や仕事に歩み出していて、程よく離れた距離感だけれど、男から好意を寄せられてもそれを受け入れられないバリバリの商社マンになっていること、そして50歳では結婚していてしかし愛人宅に転がり込んでいてという、人の業というかしょうもなさをテンポ良く描きます。

ポイントなのはそこに挟まる30歳の回想。友だちが好意を寄せていることを気付いている恋人の女というのが物語の要だという気がします。いろいろなポイントを見逃したり見て見ぬ振りをした結果、ケーキを一人で食べる羽目になる終盤。引き留めなかったことや失ったものの後悔を感じさせるのです。

男を演じた阿岐之将一、意図したわけではないのにイノセントなあまり商社のホモソーシャルか感じに染まり、父親を軽蔑までしていた愛人を自分も囲っていたりという主役に重要な「考えてなさげ」をきちんと(文章だけだと意味分からないけれど)。友人を演じた池岡亮介は一途な思いを告げる瞬間の高揚と失意、しかしずっと寄り添う細やかさ。

母・恋人・愛人という三人の役を一人で担う異儀田夏葉の今作すばらしく、どの役も現実にありそうと思わせる説得力。

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