【芝居】「若芽 wakame」劇団コピュラ (かながわ演劇博覧会)
2026.3.8 18:00
[CoRich]
神奈川演劇連盟の博覧会企画。拝見できたもう一本。草野球ならぬ「草コント」と称して行っているワークショップからの参加者による創作コント集。それぞれの枠は45分ほど。スタジオHIKARI。
禁煙外来なのにタバコ吸いまくりどころか勧めてくる。「smoking area 」
そのバーはマスターがなかなか出てこない「いないいないbar」
果物店に来たつもりのマダム、キャバレーの呼び込みとの会話がかみ合わない「」
夫婦と友人の男3人。きまずいところに来てしまったらしい。「大人さんが転んだ」
一本目は禁煙外来なのに医者がタバコを吸うところか勧めてくることをどんどん押してくる。オチとなる(電子)タバコのサンプリング配布って、かつて盛り場ではよく見られた光景だけれど果たして今の時代の若者に響くかなぁと懸念はあれど、あらゆることにマネタイズが要求されてしまいがちという昨今の風潮だという風刺を効かせて。
二本目、マスターがまあ隠れては「ばあ」と出てくるという出落ち感あれど、それをともかく手を替え品を替え力で押し切る力わざ。
三本目、果物店に来たマダムと風俗の呼びこみ、果物の名前とホステスの源氏名(ピーチちゃんとか)で繋がりつつ、箱詰めにするとか味見するとか観客(すくなくともワタシは)下ネタに想像を膨らませれば限りなく広がるギャップのワンアイディアが楽しい。これを「青少年センター」でやる、というのも素晴らしいとおもう悪い大人のワタシ。
四本目、夫婦が揉めてきたところにタイミング悪く来てしまった友人、「だるまさんが転んだ」を唐突に始めながら、そのリズムに乗せて夫の浮気、妻も浮気の告発から始まり、仲直りして、やがてミュージカル風の振りをつけた大団円と、(お笑いに詳しくないワタシだけど)フォーマットの発明ではないかと思ったりするワタシです。
いわゆるお笑いに分類されながら、小道具とかセットを使って長編にも展開されたりと小劇場のすぐ隣にある領域のコントだけれど、物語を伝える以上に、愛すべき登場人物たちを笑いに昇華させることが必要なコントの気軽さと裏腹の難しさ。きっちり笑いを取っていくけれど気楽に見られる楽しさ。
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