【芝居】「エキセントリックプラネットモデル」あひるなんちゃら
2025.11.6 19:30 [CoRich]
あひるなんちゃらの新作。土手を舞台に向こう側に思いを馳せる80分。11月9日まで駅前劇場。その回の音声をUSBにコピーして貰える(有料)も続いていて嬉しい。
客席も含め人工芝を敷き詰めた劇場は川原、舞台奥が少し高くなっているの土手で、その向こうに川があるという雰囲気。いろいろあって埼玉と東京の間で川を挟んで行き来出来なくなって数年という人々の、しかし川原に行き来する人々の日常を実は丁寧に描きます。
不思議な会話を積み上げている作風だけれど、単にコメディではなく、国が分けられてしまって容易には行き来出来ない状況で、川の向こうの土手に人々の姿が見えて、もしかしたら土手にはスケッチするおじさんや、アヒルを散歩させるおじさんがいたり、ストレッチするおじさんがいたり。あるいは三人姉妹はパン屋を営む実家を継ぐかどうかとか、まあ日常なのです。物語の軸となるのはバンドを組んでいた3人の女性たちで、バンドを組んでいた親友が離ればなれになり、しかし、きっとあっちでもバンドをやっていて元気かもなと思いを馳せることでもあるし、じじつ向こう岸ではそうなっていて、バンドを演奏してる姿が見える、というのは(実際の演奏シーンはなくても)ちょっとじんと来る感じだし、その音がうっすら聞こえてる(気がする、かもだけれど)というのもとても良く、しかし切ないのです。
土手でスケッチする実は元アイドルなオジサンを演じた佐藤達、どこか品のある人なつっこさ。ワタシは予定を間違えてしまって観られなかった 「アイドルスター☆トール!」もそういえば作演は同じ関村俊介だったと唐突に思い出したりします。脱走して向こう岸に渡り戻ってくるあひるを演じた上松コナンの愛玩動物っぷりが楽しい。
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