【芝居】「すきなように」111
2024.9.28 18:40 [CoRich]
俳優・大塚秀記、舞踏家・オオナカエイジ、音響・関根正幸の男性3人によるユニット111(ワンワンワン)(1)、久々に拝見。詩人・向井久夫の詩集「すきなように」を丸々朗読の45分。一回だけの上演。自閉症者と知的障碍者のアート作品を展示するJギャラリー&カフェにて。
ガン闘病の後亡くなった詩人。下ネタも、恋心も、自分の体調も、両親が老いていることなど、ワタシからも地続きに感じることがところどころにあって気持ちにぐっと入ってきたり、あれれ違うなと思ったりの波が楽しいのです。
最前列、ほぼずっとぐずったり、ゴキゲンだったりの子供の観客。場を破壊しかねないものだけれど、ギャラリーの成り立ちがそうさせるのか、あるいはそれを横目で見ながら時に演者がパワーで抑えたり、時に気を逸らすような動きをしたりと、あの手この手で(直接は関わらない)場を保ちつつ、しかし行きすぎないバランスが絶妙ではあって、ああ、生身の観客を相手にして場を成立させるとは凄いことなのだなぁとホントに思うのです。
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