【芝居】「十二月八日」青☆組
2023.12.17 14:00 [CoRich]
久々だと思ったら、2019年以来、4年ぶりだといいます。太宰治の同名作(青空文庫)を膨らませた85分。アトリエ春風舎。
太平洋戦争開戦の日の主婦が書いた日記、という体裁の物語が原作で、ワタシの印象は、これから生活を切り詰めても戦争に貢献しようという世間の高揚という雰囲気と、今のところはこれまでと変わらない暮らしを取り混ぜて描きます。今作は多くの部分は台詞も含め多く引きながら、登場人物を増やし、原作ではあまり感じられない、戦争には批判的な人の存在、戦争で失ったものがある人の存在を「目撃」した体裁で描いて、実際のところ、違う印象になっています。それは原作が書かれた時代と、その後の戦争の酷さを知っている現在から書いたもの、それぞれの作家の立ち位置などで変わるもので、意味があると思うワタシです。
終盤にある、娘を連れて銭湯に行くシーン、原作では日々の生活や守るべき家族の美しさを描いているのだけれど、今作では未来があるはずのこども、という印象を強く受けるワタシです。そのあと、男たちが倒れているというシーンとのコントラストで明確に作家の立ち位置が見えるのです。
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