【芝居】「gaku-GAY-kai 2023 贋作・お気に召すまま」フライングステージ
2023.12.30 14:00 [CoRich]
年末恒例の二部構成。12月29日まで新宿スターフィールド(旧タイニイアリス)。第一部は劇団公式YouTubeで配信。
(第一部)
フレデリックは追放した兄の地位を奪ったが兄の女装の娘ロザリンドは手許に置き、自分の女装の娘シーリアとともに育てている。
オーランドーは父の遺産を受け継いだ長兄に過酷に扱われているが、レスリング大会で優勝し、ロザリンドに出会い互いに惹かれる。
ロザリンドは突然追放され、男装してシーリアと道化を連れて追放された父がいる御苑の森に向かう。オーランドーも兄の元を離れ行き着いた御苑の森でロザリンドの父に助けられるが、男装しているロザリンドには気付かない。
オーランドーは森で兄を助け、シーリアと結婚を決める。フレデリックも兄を討つために森に入るが、改心する。
「贋作・お気に召すまま」
(第二部)
ピンクのランドセルを買いたい男の子「ピンク」(ドラァグクィーン ストーリータイム/関根信一, YouTube)
「幸せの王子」(水月モニカのクイアリーディング)
ファミコンを買った友だちの家へ(佐藤達のかみしばい ぼくの話をきいてください)
(ジオラママンボガールズの諸行無常)
いよいよ明菜は動き出す(中森夏奈子のスパンコール・チャイナイト vol.15)
追いかけたり、魔法使いだったり(今年もアタシ、第二部で何かやろうかねえ/エスムラルダ)
実は初見の「お気に召すまま」(waybackmachine)、若者たちが結婚に向かうシェイクスピアの喜劇。抗いがたい運命から未来を切り開く若者たちが眩しい。gaku-GAY-kai版はそれを巧みに新宿を舞台にして、森を御苑になどの工夫と、ジェンダーを入れ替えたり捻ったりというのがこの年末イベントの基本フォーマットなのです。結果的に「女装の娘が男装して逃げる」みたいな何をやってるか判らないことも起こるけれど、これもまたよし。
ショー形式の第二部、もりだくさん。29日が休みなら夜の回に行きたいところだけれど出勤で拝見できなかったアイハラミホ。2024年は、を日曜日だから行けるか!
主催・関根信一(twitter)のリーディング「ピンク」と題して。男児がピンク色のランドセルが欲しいというど、親たちはそれを覆そうと四苦八苦。だけれど、欲しいもの楽しい物を身の回りにおくことの重要が優しく描かれます。
恒例「幸せの王子」。
こちらも恒例、佐藤達(twitter)「かみしばい」ファミコンやりたさの大冒険、怒られたり、優しくされたりしてほんわり温かくなる物語。
白いパジャマで現れる二人、歌にあわせて無表情でフリをするというシンプルなルールなんだけど、どんどん楽しくなっちゃう不思議。ぽいぽい、なんて口癖になってしまう。
明菜ちゃん風の「中森夏奈子(twitter)のスパンコール・チャイナイト」、ここでしか会えない彼女に。しかし2023年はホンモノの方に動きがあった(YouTube)なんて話も。でも明菜の曲を歌ったりしない絶妙。
エスムラルダ(twitter, YouTube)こちらも曲に合わせてのフリで笑わせるショー形式で盛り上がり、そしてエスムラルダでマンボ(YouTube)!。
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