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2023.12.23

【芝居】「仮面劇・預言者」フライングシアター自由劇場

2023.12.9 17:00 [CoRich]

新たに「フライングシアター自由劇場」を立ち上げた串田和美の新作。スワヴォーミル・ムロージェクの『予言者』を原作に、というけれど、ワタシにはどこが繋がってるのかさっぱりわからない90分。12月12日まで高田馬場ラビネスト。当日券で滑り込みました。松本でも公演。

首相がバルコニーに現れ民衆たちに、預言者がいよいよ訪れることを伝え、民衆の期待は高まる。が、現れたのは瓜二つどころか行動や所作、予言までまったく同じ、二人の預言者だった。迎えた首相と三人の賢者は話し合うばかりで結論は出ない。どちらも同じことを言うのだから、どちらかを殺してしまえと、小使に殺させ、首が転がっている。コミカルな見た目に反して、殺人だったり、あるいはそこに端を発して預言者が殺され混乱する民衆たちなど不穏な空気は今の私たちとつながるよう。

コントめかしてコミカルな動きや言葉で道化のように振る舞う三賢者、どちらかというと従う立場だけれど、小悪党な感じがうまい小使、権力はあるけれどどこか小心者な首相、ときにコミカルではあるけれど、同じふるまい同じ言葉を持つ二人の預言者。様々な人々がめいめいにに滑稽で、なるほどキャバレーの風味を残す串田和美の味わい。

かつての綱渡りの少女が老婆を見世物に混乱を収拾しようとするも、民衆の上から風に煽られ落ちてしまう寓話的な。空中キャバレーとゆるやかにつながるようなのも印象的。

原作の「予言者」(図書館にあった)はたったの二ページ、街中に居る男を市民たちが蔑んだり笑いものにしたりすることの残酷さ、さらにエスカレートして何もかもなくしてしまう人々を描いた話だと思うのだけれど、串田和美のある種の河原乞食イズムみたいなものかとおもったり思わなかったり。

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