【芝居】「竹の籠(たけのこ)」1.6畳×志月ゆかり
2023.10.07 14:00 [CoRich]
松本の劇団「ゆめのあと」の作家と仙台で活動する役者による上演。去年のまつもと演劇祭で出会って上演に至ったという経緯も熱い45分。初めての会場、下馬出しホールは和楽器の発表会などで使われているようです。まつもと演劇祭の中心地からも近くて演劇祭がギュッと濃縮する感じも嬉しい。
竹から生まれてすくすくと育った娘、求婚をされながらも応えずに月に戻る。残された母の語り。
小上がりの畳を舞台として、一人芝居として語られる物語はなじみ深い「かぐや姫」。物語を全体としては母の語りとして、一部は姫の様子として描きます。残された側の母の視点というのは新鮮に感じるワタシです。筍のようにあっという間に育ち、そして月に戻って云ってしまった理不尽を「もっと居てほしかった」と「(すぐ戻ってしまうのに)なぜ来た」という相反するような想いを紡ぎ上げるのです。中盤で求婚を受ける姫の様子。どこか上から目線で男たちを手玉に取るような、おきゃんな瑞々しさが眩しいのです。
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