【芝居】「蒲田行進曲」おのまさしあたあ
2023.09.03 14:00 [CoRich]
アクターズスクールの授業の体裁。 酷い話ではあって、物語というより熱量と熱狂を伝えるちからとしての一人芝居。 スケールの大きな物語を一人芝居でつづける、おのまさしあたあ (1, 2, 3, 4, 5, 6, 7) の新作。9月3日まで、小劇場楽園。100分ほど。
アクターズスクールの講師の授業。映画における蒲田行進曲を教える。
1982年、深作欣二のヒット作、配信にあるのを観たら映画は107分。ほぼ同じ時間を費やしながら、しかし物語を絶妙に編集して印象の異なる物語に。スターの銀ちゃん、大部屋役者のヤス、銀ちゃんの子供を身籠もる小夏。というほぼ3人の物語なのは勿論変わらずなのだけど、実はあんまり映画をちゃんと見てなかったワタシです。
父親になる覚悟を決めたヤス、小夏は自分を向いてくれないけれど、地元・人吉に連れて行けば歓迎される。いっぽうで実直な息子を心配する母親は芸能人である小夏に対して息子を裏切らないように覚悟を問うなど、交錯する思い。毎日日払いで仕事を取る大部屋俳優であるヤスは稼母子と暮らすために危険な立ち回りなどの役をどんどん取って稼ごうとする物語を緻密なぞるかとおもえば、編集でつままれるシーンもあったり、いわゆる階段落ちのシーンは映像に比べてヤケに長かったりと。なるほど、作家、演出の意図に応じて編集する確かなちから。
演出に訊いたら、モチーフとなるジェームスディーンはヤスがなりたいと思っている憧れなのだと云います。ああ、なるほど。
次回作も検討中だといいます、もうね、ますます楽しみなワタシです。
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