【芝居】「かつて生命があったという惑星に向かって僕らは、」乙戯社
2022.9.23 12:00 [CoRich]
ワタシは初見の劇団です。音楽劇が主だったけれど初めてのストレートプレイと謳う90分。神奈川県立青少年センター・HIKARI。
火星移住の選抜のため、閉鎖空間で共同生活をしている人々。霊視的に何かが見えるという者、依存症に悩む者、大切な人を亡くしても目標に向き合う者、自分だけがこうして「生きている」ことに苛まれる者たち。船内の停電により暗闇の中で、それぞれがむき出しに。
舞台中央上部に螺旋状のオブジェ、役者たちは手のひらに球体を載せて舞うオープニングは星の動きを模したよう。この選抜で(ほぼ)初めて出会った人々がそれぞれに背負うものが徐々に見えてくる、という物語は、ナイーブな感性で組み上げられた空気を纏うのです。
正直にいえば、おそらくは片道切符となる火星移住に応募する人々、何かを亡くし孤独を抱えた人だということが皆後半に向かって開示されるので、序盤は単にギクシャクした感じ、後半は情報が一気に出てくるので渋滞して少々理解が追いつかないと感じてしまうのは、ワタシの物語を読み解く能力が劣化したからかなとかなんとか思ったりしますが、まあそれは自己責任。
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