【芝居】「グレーな十人の娘」競泳水着
2022.4.29 12:00 [CoRich]
劇団競泳水着としては久々に拝見するミステリー、千穐楽一本前の回に。95分。復活したシアタートップス(THEATER/TOPS)にて。
四人の娘を育てた叔母。長女は子を産み起業で渡米、三女、四女は上京し、今は五女と暮らす。次女は窃盗をしたのに自首していない。 10年後、叔母が結婚するといい娘たち、婚約者の娘たちが集まるが睡眠薬で気を失い、財布がなくなったりする。
刑事コロンボ世代のワタシにとってミステリーはそれぞれの登場人物が切実にしたい行動を起こした結果、誰かが巻き込まれて殺されたり財産が奪われたりという事件が起き、その謎を解くと言うジャンルだと思っています。その立ち位置で今作を観るとミステリーと云うにはワタシにとっては少々物足りない感じ。一番大きな企みをした人とその友人たちによって為されたのだという全体の構造は理解出来るものの、ワタシにとってはその人物がここまで大がかりに復讐のようなことをしてしまう、という切実さが伝わりづらくて、それはおそらく演技と云うよりはもっと切実さが伝わる背景が欲しいのです。
家族が団らんを思い出し取り戻す物語、としてみればそれぞれの人物の細やかさが見えてきたりします。つまりホームドラマなのかなと思ったりします。もちろん女優の芝居を作らせたら右に出るものなしのこの作家、女優たちをあざやかに、それぞれに見せ場を作り見せるのです。
叔母を演じたザンヨウコ、人がよくしっかりした、というこの家族を支えてきたのだという説得力をしっかり。婚約相手の長女を演じた橋爪未萠里の安定感。
ワタシにとっては2009年以来のTOPS( 1, 2)。 本当に数え切れないほど通った劇場でここにまた戻って来れたのが嬉しいのです。裏口っぽいところから階段を上がり、という構造がそのままだったり、客席に昇る階段の位置や客席の傾斜に至るまで本当に懐かしく。さらにトイレがきちんとアップデートされていて劇場の魅力がアップしているのです。駅チカで通える劇場がホントに嬉しくて。
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