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2022.03.11

【芝居】「純愛、不倫、あるいは単一性の中にあるダイバーシティについて」アマヤドリ

2022.2.20 16:00 [CoRich]

アマヤドリの新作。ずいぶんと久々に拝見しました。2月27日までシアター風姿花伝。105分。 似顔絵付きの相関図がありがたい。

妹は結婚相談所の職員の女に恋心を抱くが、彼女は愛情を抱かないアロマンティックだという。 姉は男の恋人がいるが、ポリアモリーを自認し、おなじポリアモリーの男とその恋人の女で一緒に暮らすことを提案するが、ポリアモリーでない人々にはそれが受け入れられないいっぽう、不倫の恋人がいたり、片想いしてきている童貞男につれなかったり。

ポリアモニーの二人、アロマンティックの女という「少し一般的な恋愛観とは異なる」三人を軸に、それを巡って振り回されたり寄り添ったりあるいは何か隠し事をする人々の移ろいを描きます。それぞれの人の特性の境界領域の軋轢を描くけれど、衝動的というよりは理性的な会話がベースになるのは作家の特性、と感じるワタシです。

正直にいえば、ワタシにとっては少々要素を入れすぎた結果セクシュアリティを総花的に描いていて、ワタシにとって作家の強みである鋭い視線が弱いと感じるのです。

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