【芝居】「廻る礎」JACROW
2021.11.6 19:00 [CoRich]
吉田茂の評伝劇。120分。11月11日まで座・高円寺1。当日パンフや用語解説集を公式サイトでPDF公開しています。 吉田茂は外交官から選挙に挑む。総裁と目されていた鳩山一郎の公職追放で首相の座に着く。憲法発布からサンフランシスコ平和条約、さらに総辞職までの日々
田中角栄三部作( 1, 2, 3, 4, 5) とゆるやかに繋がる(狩野和馬、林竜三、佐藤貴也、土橋建太が同じ役で出演)ようにその前の時代、間違いなく戦後日本を形作ったものの一つとしての吉田茂を描きます。ぼんやりとは知っているけれどワタシの生まれる前の時代、戦時中から戦後にかけての時代、外交、憲法、天皇のありかたなど、さまざまの「礎」がここを起点してるんだなぁと感じるワタシです。その上でいわゆる安保を受け入れ、押しつけ憲法という自民党のありようもココが起点になるのだなぁと思ったりするのです。
吉田茂と体型とはちょっと違う雰囲気の谷仲恵輔はある種のダンディさをきっちり、ワタシにとっては彼の新しい造型。松谷天光光を演じた 江口逢や山口シヅエを演じた駒塚由衣は結果として社会運動に繋がる女性参政権の萌芽を同じ舞台に乗せることで時代をきちんと描く一翼を担います。
| 固定リンク
「演劇・芝居」カテゴリの記事
- R/【FORKER】遊気舎(1999.04.24)
- 【芝居】「gaku-GAY-kai 2024 贋作・桜の園」フライングステージ(2025.01.12)
- 【芝居】「ケレン・ヘラー」くによし組(2025.01.11)
- 【芝居】「幻の壁」螺旋階段(2025.01.11)
- 【芝居】「おわるのをまっている」贅沢貧乏(2025.01.05)
コメント