【芝居】「逢いにいくの、雨だけど」iaku
2021.4.17 19:00 [CoRich]
2018年初演作を同じ劇場・同じキャストで上演。三鷹市芸術文化センター・星のホールで4/25迄の上演予定でしたが、24日が千秋楽、大阪公演も中止。 幼い頃に事故で失明し絵画の道を諦め会社員として生活している男。そのキッカケを作った女は絵本作家として新人賞を受け、その受賞作が幼い頃に男が書いたキャラクタに酷似していて、再会を果たす。
ショッキングな事故を背景に、しかし二人のそれからを細やかに描きます。親たちも浮気を疑ったりなどの亀裂を生み結局は別れ、女は失明させたことを詫びなかったことを後悔し、男はしかし、他人事のように飄々とした感じで、失明した自分を受け入れていてと、穏やかにしかし複雑に織りなす物語は重厚な奥行きを持つのです。この再会が二人がもしかしたら友人として歩むかも知れないあるいは、家族が再会し再び時間が動き出すと感じさせる幕切れもいいのです。
物語の印象は初演とびっくりするほど変わりませんが、親から見て「男児の商品価値が下がったように思ってしまう」という台詞はちょっと残酷で、ビクッとするのです。
舞台が初演より低くなりアクティングスペースの自由度が上がったり俳優の負荷が下げられたかわりに客席は初演とことなり傾斜を強く付けた仮設になりました。駅の反対側は感染症蔓延防止重点措置下、劇場のある三鷹市は対象外でワタシの観た回は慎重な対策は取りつつもコロナ禍以前と変わらないぐらいに客席ほぼ100%に設定されていた印象で、ここ数週間他の劇場では経験してないほどの状態ではありました。
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