【芝居】「プライベートジョーク」パラドックス定数
2020.12.5 15:00 [CoRich]
2007年初演作の再演。120分。12月13日まで東京芸術劇場シアターイースト。
初演では名前が示されていた5人の学生たちは、ジャンルと頭文字だけの表記に。スペインの学生寮を舞台に、来訪する少し上の成功している人々と、これから名が売れていく学生たちの交流という形と、戦争が忍びよる時代を背景にファンタジーとして描きます。
それぞれの名前を少しは知っていても、同じぐらいの時代の人々であるという認識がなかったり、時代での立ち位置もそんなに知らなかったりするワタシです。借景となる時代や人物の現実の背景を知っていれば、もっと解像度高く感じ取れるのかもしれないけれど、それに囚われなくてもいいとも思うのです。若い世代から名の売れた人々をみつめ、自分も昇っていこうとする気持ちだったり、あるいは年齢を重ねて若い世代を少しばかり懐かしく思う気持ちだったりという細やかに描かれる人物たちを観ていて目が離せないワタシなのです。
登場する人々はみな天才と言われるような時代に名を残した人々だけれど、まったくジャンル違いの人々を集めることで、どの分野でも起こりうるような抽象度の高い、あるいはふんだんな暗喩を纏う会話は軽快で快いほどの会話の「音」を生み出します。反面、何を描いている物語かはとらえづらくなる感もあって、ワタシはむしろ造形された人物像(歴史上の人物という意味でなく)を面白く感じられるところにフックするのです。
| 2007.3 サンモールスタジオ | 2020.12 シアターイースト | |
|---|---|---|
| 映画作家B (ルイス・ブニュエル ) |
井内勇希 | ← |
| 詩人L ガルシア・ロルカ |
植村宏司 | ← |
| 画家D サルバドール・ダリ |
十枝大介 | 小野ゆたか |
| 学者E アルバート・アインシュタイン |
澤村一博 | 加藤敦 |
| 画家P パブロ・ピカソ |
西原誠吾 | 野口雄介 |
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