【芝居】「ダイ・ハード」おのまさしあたあ
2020.7.4 19:00 [CoRich]
映画の名作を一人芝居として演じる人気シリーズ。当初の公演予定を延期し、希望する観客にはフェイスシールドの配布などの対策を講じて上演。5日まで、絵空箱。100分。
云わずとしれたアクションの名作。netflixの「僕らを作った映画たち」というメイキングドキュメンタリーで取り上げられてるシーンも多く、なるほど、名作をうまく編集して一人芝居に仕上げているのだということがわかります。何段かに階段状に積んだステージを舞台となる工事中のビルのフロアに見立ててそこを走って上り下りするうちに役者がどんどん汗だくになっていくというのも、映画の時間軸のように感じられてて楽しい。
とりわけ、エレベータシャフトを降りたり、爆発するビルの屋上から消防ホースを巻き付けて飛び降りたり、あるいは悪役が落ちていくシーンなど、上下の高低差が見所となるシーンは、観客に「顔を横にして」と指示して、役者は寝そべるように演じるのも体感的で楽しい。
多くの登場人物を表現するために、百均のちり取りを台座に突っ張り棒を立てて、てっぺんに似顔絵を貼り付けた「人物」を配置するのはこのシリーズの常套手段。今作ではそこにラバーカップで作った「人物」も交えて。それは主要な役と、モブに近い役の差を付けてる感じなんだけど、なるほどわかりやすい(ことがいいのかはわからないけれど)。
ワタシにとってはほぼ3ヶ月半ぶりの劇場での公演。配信は幾つか観たりはしてるけれどなかなか見続けるという習慣にはならず。劇場に通うペースも激減してますが、徐々に、慣れていくと、いいなぁ。と思いつつ。
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