【芝居】「ヨコハマ・ヤタロウ」theater 045 syndicate
2019.2.3 19:30 [CoRich]
4日までB1。100分。
佃典彦が書いた2018年1月横浜での初演作の再演は下北沢への劇団初進出。
無法者に亡き者にされた妻の復習に燃える男がたどり着いた北の最果て、出会った母娘を送り届けた宿で出会った黒幕との対決。男一匹、目的を果たすための覚悟の旅をエンタメに描く物語はほぼそのままに。
舞台装置は大幅に強化され、スチームパンクな雰囲気を纏う重厚さが前面に。物語の語りのスピードと高い密度で、思いのほか歌舞伎というか新感線のようにぐんと奥行きが増しています。
疾走する男を演じた今井勝法は半裸の登場シーンからきっちり走りきる主役のパワー。追う刑事を演じた中山朋文は登場シーンもタバコのシーンなど、精度高いキメのシーンも数多く。女を演じた川添美和はガラッパチ、色気のある女、清楚な花屋など切り替わりのコントラストの振り幅。 日替わりゲストが演じるボス、ワタシの観た回は丸尾聡で、白スーツにサングラス、絵に描いたようなボス、ちょっと役者のキャラクタに合わせたセリフもあって楽しい。横浜の劇団が東京で公演することはそう多くないけど、フルサイズでの上演をきっちりやりきる頼もしさ。
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