【芝居】「7人の部長」信州大学劇団山脈
2018.9.29 15:00 [CoRich]
信州大学の劇団・山脈(やまなみ)による60分。30日まで池上邸蔵。
部活動の予算配分を承認する部長たちの会議。委任状も多く出席者は少ない。剣道部、ソフトボール部、陸上など、運動系の部活は伝統的に手厚く配分されるところも多い。文化系の部活動、演劇部、アニメ部、文芸部、手芸部などは、そこそこの活躍をしても予算の配分は望めないことが多い。毎年教師・生徒会による案がそのまま多数決で了承されるのだが、今年は演劇部が配分が少なすぎるのでもう少し増やして欲しいという。多数決でさっさと決めたい大多数だが、議長を兼ねる生徒会長は、話し合いをつづけてみようと提案する。
ワタシは不勉強で知らなかったのですが、高校演劇では2000年初演のかなり上演されている有名な戯曲なのだそう。元の戯曲からのアレンジがあるのかどうかもわかりません。高校演劇としての会議は踊る物語。運動部系、文化部系を軸としたスクールカーストのようなもの。あるいはそれを超えて共通のものを見つけて芽生える恋心、あるいは気になる同級生と一緒に買い物に行けるかもな恋心、目立たないけれど生徒会活動で何かを成し遂げるというのもまた「青春」の一コマなど、いわゆる高校生らしさを60分の中に目一杯。
正直に云えば、高校生の議論というフォーマットではたとえば「ナイゲン」(2006年初演。1)のような凝りまくったものも知ってしまっているワタシ、文化部とか運動部といった人物の属性がステロタイプだなと感じないことはないのですが、その間には6年の差もあるし、「ひとつのスケープゴートを選ぶ会話劇」という実はちょっと高校生向けではなさそうな内容だったりもして、元々高校生用に書かれたものと、小劇場の劇団用に書かれたものの差はけっこうあるのではないかと思い直したりもするのです。
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