【芝居】「人の気も知らないで」iaku
2018.5.27 19:00 [CoRich]
他劇団でも繰り返し上演される (1, 2) 人気作、本家の見応え60分。
二つのテーブル、いすが4つ、カフェというよりはファストフード風の簡素な場所で繰り広げられる濃密な短編は変わらず。OLのうわさ話から立場で知っていること、知らないこと、隠していること、言い出せないこと、同情と非難がくるくると切り替わります。オリジナルの関西弁らしい会話のキャッチボールという軽快な会話だけれど、それぞれに重い話しを描くのです。きちんと力のある戯曲だからか、印象はいままでとびっくりするほど変わりません。俳優たちにも違和感がなく、きっといそうな人々なリアリティ。
繰り返しみて、同じ作家のさまざまな芝居を並べてみると、やはりちょっと若い荒削りというか力わざな感じはあって、登場人部たちの、時に観客に対しての後出しじゃんけんの繰り返しで押している感じはあったりもします。もちろんそれでもコンパクトに濃密な芝居の魅力が褪せるわけではありません。いわば「演劇祭」として並べてみるから判ることだったりするのです。
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