【芝居】「かきあげ団、海へ行く。」かきあげ団
2017.12.23 19:00 [CoRich]
12月24日まで新宿眼科画廊。50分。
地下の部屋、ゲネの時間だというのに受付が来ない。電気はやっと復旧したようだ。団長は鎌倉の海に行きたいという。が団員はこんな時に海に行ってる場合じゃないという。
この劇団の開演直前という直前の時間の雰囲気。ポケモンとかTwitterとかを無節操にはさむ日常の雰囲気。だけれど、受付の男が来ないという物語の始まりは、外では実は大変なことが起きているけれど新宿の地下ではまだ実感を伴わない雰囲気。団長が行きたいという鎌倉の海では大量の死体があるから不謹慎だということが共有されている感じ。物語では明確に語らないけれど、ところどころの音楽はまさに鎌倉の海から上陸した未確認生物の映画を背景に敷いて、しかしその事態に至っても、起きていることは気にかけていても、公演を続けているという危機感のゆるさを描くのです。
しかし、充電をしようとして何度も感電してみたり、ジャンケンとだるまさんが転んだを新しいゲームと称して時間つぶしする二人の姿、なぜかゴドー待ちを思い起こしたりしたり。
| 固定リンク
「演劇・芝居」カテゴリの記事
- 【芝居】「朝日のような夕日をつれて 2024」サードステージ(2024.09.08)
- 【芝居】「雑種 小夜の月」あやめ十八番(2024.09.01)
- 【芝居】「ミセスフィクションズのファッションウイーク」Mrs.fictions(2024.08.30)
- 【芝居】「氷は溶けるのか、解けるのか」螺旋階段(2024.08.27)
- 【芝居】「BIRTHDAY」本多劇場グループ(2024.08.20)
コメント