【芝居】「ア・ラ・カルト」遊◎機械
2017.12.19 19:30 [CoRich]
アタシは98年から(たぶん)19年め。 劇団としては28年目をむかえ、去年の池袋から横浜に戻っての、レストランでの上演。21日までモーションブルーヨコハマ。そのあと、近鉄アート館。 30分の休憩を挟み全体で150分。
オープニング「旅するレストラン」
予約をしないで訪れる女、席が偶然空いていて「クリスマスメモリー〜シャンパンの粟のように消えてしまった恋」
若い後輩を連れて「フランス料理とワインを嗜む会〜こよなくワインを愛する僕たちの美味しいワインの薦め方」
歌のレッスンの先生に紹介されて初めて食事をする二人「フランス料理恋のレシピ小事典〜冷蔵庫より愛を込めて」
マダムジュジュがゲストを迎え近況をインタビューしつつ「お喋りなレストラン〜今宵はディナーと貴方と一緒に」
♪ショータイム
老いた男女の友人ふたり、夫と死別した女は娘の家へ引っ越すことにする「アイリッシュ・コーヒー〜いつかまた此処で」
そろそろ閉店、みんなでもう一杯。向こうの席にはあの有名人も居て「マウンテン〜クリスマスの夜は白いカクテルで乾杯」
おととしの横浜と同様、レストランで劇中の食事を観客に提供しながらのスタイル。だいぶ席が整理されて観やすく、食事しやすくな感じ。正直、駅から遠い場所だったり、安くはないチケット、上演時間も長く平日夜は正直厳しいけれど、なるほど客席の年齢も高く 全体のスタイルはいつもの通り。 去年からの移動レストランのスタイルを踏襲して人々が機材を持って集い看板をかけ、一人の女が店を訪れて開幕したあとは、ヤマダが後輩を連れてでたらめシャンソン(懐かしい)を交えて蘊蓄を垂れ、二人のぎこちない会話が恋の予感を思わせ、インタビューとライブを挟み、老いた二人の男女の会話、終幕は再びオープニングの一人の女を囲み。
「〜レシピ小事典」はゲストを挟みカンペを持って話す雰囲気もいつも通り。歌謡教室で何を歌うか、なんてあたりがアドリブの楽しさ。
ショータイム、春風亭昇太はいわゆる小話で始め、最後には金管楽器をきっちり演奏してライブを盛り上げます。「アイリッシュ〜」は、ずっと年齢を重ねてきた男女の友達、夫を亡くし自分の娘が住む街に引っ越すことを決めてのしばしの別れを送り出す会のあと、新幹線の時間までのちょっと時間、というわずかな時間の中での二人きりの時間の豊かさ。
、音楽監督・中西俊博の復帰(リハビリを続けながら)を祝い(担当医師がたまたま客席に)。正直に云えば、ちょっと油が抜けた感じの音楽監督はむしろバランスが良くなったと感じるアタシです。舞台と客席という距離でも毎年、観続けてきたことの嬉しさだってもちろん感じるのです。
演者も客席も年齢を重ね、(ゲストコーナーで)音楽監督・中西俊博の復帰を祝います(担当医師がたまたま客席に)。正直に云えば、少し油が抜けた感じの音楽監督はむしろバランスが良くなったと感じるアタシです。舞台と客席という距離でも毎年、観続けてきたことの嬉しさだってもちろん感じるのです。
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