【芝居】「NAGISA 巨乳ハンター/あたらしい「Lady」サムゴーギャットモンテイプ
2017.8.26 14:00 [CoRich]
27日までRAFT。90分。
お笑いを目指していたがいまは会社員として働く男。毎日オフィスにやってくるヤクルトレディに恋をして、ベトナム人ハーフの新人のことを気にかけている。新人は日本の歌を覚えようとしている。ある日バーベキューに誘うがその新人は来なかった。ベトナムも日本も嫌いだという「新しいLady」
戦後すぐの呉の町。男でも乳房ができる男が発生し、男も女も巨乳であるものが勝ち、貧乳は虐げられるようになっている。その街に潜入捜査で消えた恋人を探すため、貧乳の女がやってきた。
(巨乳の姉妹、吉成の兄貴は幼なじみの貧乳をかばう。街のすべてをヌキありにして乗っ取ろうとする兄弟。片腹の兄貴は美乳の時代だと思うが思うようにいかない。巨乳の女のことが気になっているがさわることすらできない)
「NAGISA 巨乳ハンター」
中学生程度の英語でシンプルでイノセントな恋愛の感情とか、人を想う気持ちを描くというねらいかと思われる「〜Lady」。ヤクルトレディとベトナム人ハーフの青年、中年の冴えない男中年男が青年をバーベキューに誘い、青年はヤクルトレディと歌の稽古をし、中年男はヤクルトレディに好意があるけど言い出せず。三角関係のような言い出せないもやもやした気持ちというか。英語にすることでシンプルな想いをしんぷるなまま描き出しています。
「〜ハンター」は当日パンフによれば胸の小さな女優をネタにしたワンアイディアで。けれどヤクザの抗争に、男も胸が大きくなりその大きさでヤクザの序列がきまるという一工夫が見事で、その理不尽な序列が男女問わず成立するようにつくられています。それは胸の大小自体を性的に消費するという意味を薄めているのです。もっとも性的消費自体は物語の中では目一杯盛り込まれていて、身体を売るとか、すべてをヌキアリ(さびあり、さびぬきみたいにカジュアルで)とか。ヒロインを演じた田中渚はキメッキメのクールビューティが凛々しくカッコイイけれど、それを徹底するほどにコミカルに。とりわけ日替わりゲストの部分はわりと緩い設定のアドリブ芝居になっているようで、ゲストが陵辱してく趣向なのだそうで、まあ楽しく。巨乳の女を演じた塚田詩織はそのグラマーさが強烈な印象ばかりではなくて、きっちりと芝居も。
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