【芝居】「夏休みの思い出 ケープカナベラル編」あひるなんちゃら関村個人企画
2017.7.1 17:00 [CoRich]
あひるなんちゃらの関村俊介による個人企画、二人芝居の短編を、間隔を詰めながらごく小さな空間で公演を重ねていくようです。45分。2日までlive space anima。
兄妹の会話。子供のころ、親戚のおじさんが宇宙飛行士として打ち上げを見に連れて行かれた筈なのだが、兄は覚えていると言い張るものの妹の質問には答えられないことばかり。
5月公演のおじさんたちとゆるやかにつながる「宇宙から見た地球の話」今見たものは、変わってしまうはずだとか、ちょっとポエジー。ゆるやかにつながる二人芝居というと、かつての二人芝居連作シリーズ・メトロポリスプロジェクトを思い出すアタシです。 物語の方は、思い出せないこと、思い出したことの記憶の差をベースに進む兄妹のたわいない会話。ゲームの下ボタンを押して狭いところをくぐる話とか、現地のおいしいハンバーガー(five guysって実在するのね)に行くはずが、マクドナルドに行き続けたという妙にリアルで細かい小ネタを重ねていきます。
大人になった今なら、思い出のあの場所をもうもう一度自力で訪ねることができるし、その場所は変わっているかも知れないということ、あるいは実家を出る妹が来年はもう一緒に旅行などできないかもしれない(だから今から旅行に行こう)ということは、兄妹のここまで一緒に育って大人になったこと、そしてここからは別々に生きていくということ。ちょっとほっこりとするし、ちょっと寂しさすら感じるのはワタシも人の兄貴だからなのかもしれません。
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