【芝居】「不謹慎な家」MCR
2017.5.13 15:00 [CoRich]
2014年にPANDA JOCKYとして上演されたものをMCRとして作家の手による演出で上演。90分。新作と交互上演で17日までOFF OFFシアター。
演出は変わりましたが、重なる役者も多く、キレキレのせりふが飛び交うことも含め印象は変わりません。
連れ込まれた男について、初演(有川マコト)でアタシは「飼っている」と表現したけれど、再演(澤唯)はもう少し違う印象。こちらは男が自律的に選択してここに居るし、好きでたまらないけれど、理性的な部分も残っていてという造形に見えるのは、役者が今まで演じてきた役がアタシの中でフラッシュバックするからかもしれません。
これに比べると初演でサイコパスかと思った連れ込んだ女(初演・再演とも徳橋みのり)の印象はあまり変わらず。劇場の大きさがそう変わらないこともあって(3年まえに比べるとMCRは相当に客が呼べるはずだと思うのだけど、OFF OFFでこの期間はどうなんだろう)。兄を演じた堀靖明、二本立てのもう一本(見られませんでした)にも出演しています。普通のひとをきっちり演じるのを目にすることも多くなりました。きちんとフラットに「この世界の外側」の人を演じるのです。
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