【芝居】「白- shira -」双身機関(第21回まつもと演劇祭)
2016.10.28 21:00 [CoRich]
まつもと演劇祭、幕開けの一本。アタシにとってもこれが最初。金曜夜は大雨でした。去年に続いて参加の双身機関、60分。
前代に生きている夏目漱石が102年ぶりに講演をすることになる。考え事をするとすぐに眠くなってしまい、白昼夢をみる。悩み相談は伝言していくうちにどんどん変わったり、言葉を投げ合ったり、現場で働く人々の場所。講演の会場で漱石は同じ名前を名乗る男に出会う。
現在を生きている夏目漱石の白昼夢という枠組み。悩み相談の伝言や、何かの現場作業の休憩所といった体裁のがやがやなど、いくつかのシーンを断片的につないでいきます。それは夢の中のできごと、断片。漱石と名乗る男との出会いは、漱石自身が何者なのかという内面をのぞき見るよう。
アタシの知識が足りないのだと思うけれど、正直にいえば、白塗り舞踏で作り出した世界と倉という場所の融合ゆえに創り出される雰囲気ということのおもしろさはあっても、漱石とその白昼夢の中身をどうつなげていいか戸惑うアタシです。何かつながりがある題材なのかそうでもないのか。
もっとも、アタシの側にも原因はあって、まつもと演劇祭が楽しみすぎてこの前に一杯ひっかけて乗り込んだから夢かうつつか状態になっていたから、なのであまり偉そうなことは云えないのだけれど。
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