【芝居】「夜いろいろ」(B) N.S.F + 桃唄309
2016.10.2 13:30 [CoRich]
桃唄が続ける対バン公演のBパート。2日までRAFT。この回のおまけは人気企画・佐藤達の紙芝居。
「十二夜」を上演しようとしてる劇団、恋にはまる座長。(N.S.F『十二夜』)
どうやって密室であなたを殺したの、とあれこれ考える女。(桃唄309『魚の足をもむには』)
「十二夜」は 他国の男に恋してる奥様、忠実で好意を持っている執事、厳しく当たられる使用人たちは手紙を寄贈して奥様が執事に好意をもっていると思わせる、という十二夜の枠組みにもう一つ外側の殻をかぶせて、いろいろ端折る作り。観客に手拍子してもらうなど、なるほど祝祭感。正直にいえば、外側の殻を作る理由がもう一つわからないけれど、短くシェイクスピアの話を作る手慣れた感じは安心なのです。
「魚の足〜」は ぐるぐる、夜ゆえのとりとめない思索。それが人を殺すという考えかもしれないという不穏さが全体を覆いますが、ストーリーを紡ぐよりも、むしろ、思索を巡らす人物という状態を描くことに重きがあるように感じます。 女性を主役に置いたのはちょっとしたアイディアかもしれません。行き先のわからない一人語り、演じた高木充子のメガネっ娘はちょっと珍しくて、可愛らしく感じるアタシです。
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