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2016.04.10

【芝居】「いちばん星のその次の」waqu:iraz × AYAcandela

2016.4.6 19:40 [CoRich]

2015年2月初演作の再演。cafe MURIWUIで50分。過去作のクレジットが役名も含め当日パンフに載ってるのがブログ書きのアタシはありがたい。

初演と基本的な物語は変わりません。 まもなく嫁ぐ女、見晴らしのいい自分の部屋に暮らすの最後のひととき。たくさんのキャンドル、薄暗い中で揺らめく炎を見つめる女。会話という形はとっているけれど、自分の内面をみつめる自問自答。それは 結婚する相手は本当に彼でいいのかということを起点に、生まれてこられなかった双子の姉と、子供のころから自分の心を受け止めてくれた人形との対話という形で描くのです。それは答えの出ない問いかけだし、それを延々と繰り返す時間。 緩やかに流れるけれど、この繰り返しが不安な気持ちにならないのは、外枠に(少なくともは今は)幸せがあるという繭に包まれているからだと思うのです。

例によって記憶力のないアタシ、初演を拝見したときに雨が降り、まだ空が明るい時間に演じられたと思いこんでいたけれど、この印象的な場所でchon-muopの公演と勘違いしていたアタシです。ああ。

初演とは二人の女優が入れ替わっています。全体に身長が高い印象の初演と、ややちびっこに(失礼)感じる今作。 嫁ぐ女を演じた尾崎冴子、所属する時間堂では座組ゆえかもう少し若くて、良くも悪くも語調が強い雰囲気がありますが、今作では柔らかな印象が新鮮なのです。

       
2015.2 2016.4
原田優理子 尾崎冴子
高橋優太
小林真梨恵 桑原史香

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