【芝居】「彼の地」北九州芸術劇場P
2016.2.14 13:00 [CoRich]
140分。北九州での上演のあと、14日まであうるすぽっと。
市井の人々、ということをさまざまに描く一本、かなり速いペースでの再演ということは劇場と作家の幸せな、しかし緊張感のあるであろう関係ゆえの結実だろうと思うのです。
遅い時間の到着だけれど自由席なので果敢に前の方を探してみれば、一人なら端の席があいていて、そこに。初演のときはそこまで思わずわりと俯瞰で観たけれど、再演になっても、全体の印象が変わらないことに驚くのです。 小劇場での再演となるとどうしても何かの新機軸とか変化点を探しがちだけれど、ほとんどの役者が共通で、それゆえに再演でも高いレベルで再演をツアーできるというのは元々の登場人物たちが強くデフォルメされて造型されていて、それが役者の個性に寄り添って演出されている(役者と役のどちらが先かは判らないけれど)からだろうか、と思ったりもするのです。
ヤクザものが子猫が好きでサラリーマンと近い関係になるとか、別れたい女と追いかける男、若い頃にこの地で仕事に就き定年を迎える男であるとか、さまざまなキャラクタは健在。舞台に近づいてもそれが遠く離れた席からの初演と大きく変わらない印象になっている、というのは舞台の安定ゆえか、あるいはアタシの視力が大きく様変わりしたからか(泣)
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