【芝居】「ことし、さいあくだった人」カミナリフラッシュバックスと、まの。
2015.12.9 20:00 [CoRich]
2013年初演作を作家自身による演出で再演。90分。15日までnakano f。
バーの雇われ店長の幼なじみは売れないマンガ家で、編集者にwebマンガを勧められたものの、地味に生きてきたためにネタがなくストーリーの参考にしようと立ち呑みのバーで働くことにする。
会社の同僚だという女二人。後輩は恋人が浮気をしているのではないかと心配して先輩に相談する。あるいは仕事の失敗さらにこじらせた童貞で落ち込む同僚を元気づけるための上司と後輩が一緒に訪れる。
雇われ店長と漫画家という大枠の中に、ゆるやかに関連しあう二つの物語。会社の同僚である男女三人の恋の駆け引きの話、落ち込む同僚となぐさめる男たちの間のあれこれ。
小説家をマンガ家にしてみたり、バーの店長を男から女にしてみたりといくつかの改変を加えての再演。全体の雰囲気はかわりません。少ない人数での恋の話であったり、あからさまに造形されたキャラクタが多くて、わりと早い段階で隠れた関係というか構造が見えてしまうので、物語の上での驚きが少ないのも初演と変わらない印象です。
初日にはいろんなトラブルがあって、 床に散らばる数珠、その上を歩く人々。見ていて本当に怖い。めがねが飛んだり、グラスを倒したりは、なんとかなったか。
実直そうなモテ男を演じた印宮伸二の表情、困ったり笑ったりのダイナミックレンジ。同僚の女を演じた岸本鮎佳は序盤こそいつものやや高飛車キャラだけれど、敵(相談に乗ってる同僚・小山まりあ)がいると判ればあの手この手というのが楽しい。童貞男を演じた服部ひろとしは、やや臆病な感じがやけにリアルなのです。
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