【芝居】「もっとも迷惑な客死」上野くん、電話です
2015.11.23 12:00 [CoRich]
上野友之とクロムモリブデンの吉田電話のユニット旗揚げ。 90分。23日まで空洞。
内部の裏切り者が書かれた書類を取り戻すべく活動するのはトップの諜報員だったが、僅かな隙を狙われ、情報屋は殺され、書類も見つからない。
ユニット名ゆえか、黒電話をモチーフに。ハイテク装備も携帯電話もない時代のスパイ映画の雰囲気で語られるミステリー仕立て。コードネームで呼び合い、あくまでもクールな諜報員たち。ベテランが抱えるのは過去部下を失った遺恨。裏切り者を捜す組織、それを裏で操る謎の人物。
ネタバレをしないように強いアナウンスがあるけれど、誰が黒幕なのかということが物語のメインテーマなのだと気づくのに少々遅れをとってしまったアタシ、点描されるシーンそれぞれのスタイリッシュさを観ているようなところはあって、物語の流れに今一つのれなかったアタシなのです。
諜報員の割には一般人のはずの大使館員とか情報屋の恋人とかの前でぺらぺらと何でも喋りすぎじゃないかというのはまあご愛敬。 人が殺されてはいけないホテル、という設定はちょっとおもしろい。それゆえにスパイ活動の舞台になりがちだという説得力もあるし、ことが起これば、秩序を守るために何でもするのだという絶対感もいい。 謎解きという意味では、地味でありつづけることが一番怪しいというのがわかってしまうのは、まあある程度仕方ないこととはいえ、もったいない気もします。
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