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2015.10.14

【芝居】「水平線の歩き方」キャラメルボックス

2015.10.10 13:00 [CoRich]

気がつけば三回目を迎えるハーフタイムシアター。(1, 2)。 12日まで東京グローブ座。そのあと大阪を経て、 グリーティングシアターと題した仙台、山形、岐阜、愛知、岡山へのツアーを設定しています。

ラグビー選手の物語。H型のゴールを指して水平線といい、それは4.4kmほどの距離でそう遠くないところで、そこには亡き母が見守り続けているというタイトル。ラグビーの日本代表が大金星となった今年だとまた格別に感じたりしますが、 例によって記憶力がザルなので、大枠はなんとか覚えていても細かいところが曖昧なアタシです。

一つのことを突き詰めて、一人で生きてきた男。年齢と故障で失意に落ち込むけれど、母との対話を通して自分を見つめ、パートナーとともに新たな生き方に踏み出すことをシンプルに丁寧に描く今作。実際の処観ている最中にはさらりと観てしまうのだけれど、 思い直すとじわじわくることが多くて、ちょっと不思議な味わいを持っている一本だということを後から思うのです。もっとも、一人だとはいっても、ここまで強い意思で生きているわけじゃないアタシは共感とは違う感じなのかも知れないけれど。

半分のキャストは三演を通じて共通で盤石な布陣。主役を演じた岡田達也、一人の大人の男が自分を見つめ、泣き言を言い、どこか強情な処もあるけれど、前向きに歩き始めるかっこよさ。オジヤ食べるところのなんか可愛らしい感じもきっと好きな人は多いはず。母親を演じた岡田さつきはともかくもキュート。回想シーンとなるところを脇で演じている間に中央のセットで見せる姿はテレビのカウチポテトっぽいけれど、そのリラックスも可愛らしく。 今までは比較的若い役者で演じられることの多かったチームメイトを演じた大内厚雄は、年齢を重ねたあつみに説得力。

 
2008.6 2011.6 2015.10
幸一 岡田達也
アサミ 岡田さつき
阿部 前田綾
豊川 左東広之 大内厚雄
一宮 青山千洋 井上麻美子 実川貴美子
勇治 小多田直樹
奈穂子 久保田晶子 原田樹里
進太郎 鍛冶本大樹 近藤利紘

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