【芝居】「五右衛門vs轟天」新感線
2015.8.13 14:00 [CoRich]
劇団結成35周年に「オールスターチャンピオンまつり」と題して、 古田新太主演の「五右衛門シリーズ」 (2008, 2010, 2012)と橋本じゅん主演の「轟天シリーズ」(1997, 1999, 2001)の二つのキャラクタが融合する200分(休憩20分)。大阪、福岡を経て9月3日までACTシアター。
世界を支配する悪の軍団に劣勢を強いられるインターポール。起死回生の切り札として、軍団幹部が400年前の一人の男・石川五右衛門の末裔であるとしてその子種を絶やすべく、剣轟天に協力を仰ぐ。
轟天はインターポールのメンバーとともに過去に遡り五右衛門に対峙する。
時間も物語の雰囲気も異なる二つの物語をやや力わざでねじ伏せながらひとつに統合していきます。全体的には五右衛門の世界観に一匹狼な轟天を放り込んで暴れさせるというのが基本的な構造ですが、そうして接点を作ってしまえばこちらのもの、実際のところ、あとはつじつまとかでうるさいことをいうよりは、次々と現れるデフォルメされまくった役が次々と現れ暴れていくさまを気楽に楽しんで見るのが吉。それぞれのシリーズを知っていればきっと楽しめるけれど、もちろん初見でも大丈夫。
劇団黎明期のメンバーのひとり高田聖子の最近のあたり役・マローネが五右衛門と身体と心が入れ替わるという中盤からの一工夫も楽しい。その入れ替わり自体はそう目新しいものでもないけれど、休憩を挟んで、その鮮やかな衣装を入れ替えて、五右衛門の心を持ったマローネを演じる高田聖子は格好良く、マローネの心を持った五右衛門を演じる古田新太は出オチかというコミカルな女装を絢爛豪華に見せるのは、お祭りらしくて楽しい。もっとも、二幕では衣装と内面が一致し、人間が入れ替わるというのは微妙に混乱してしまうアタシです。
粟根まことが人間に心奪われちゃうコミカルにみえるけれど生きづらさなのも彼の得意なキャラクタなのもうれしい。 二つの時代できっちり役を持つ池田成志めいっぱいの活躍。「ばってん不知火」なるコミカル悪役キャラが楽しい。とりわけ客席に配られた「穴あきばってん」に指を通して回そう、なんてのもお祭りっぽくてよい。もっとも穴の大きさがあまりよくなくてきれいに回すのはちょっと大変。もう少し小さくした方がいいんじゃないかと思ったりもします。
居酒屋風味のセットに、古田新太がホストとなって日替わりでゆかりのゲストを呼んでいるコーナーがあります。何の説明もないけれど。アタシの観たこの日は、スケバン刑事風のコスチュームで現れた坂井真紀(1)。まあこれもお祭り。
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