【芝居】「彼らの敵」ミナモザ
2015.7.30 19:30 [CoRich]
2013年初演を同じキャスト、同じ劇場で再演。 8月4日までアゴラ劇場。最終日に追加公演があります。
例によって初演の記憶が曖昧なアタシです。が、びっくりするほど、2年前と感想が変わらないのです。アタシが成長していないとも云えますが、台詞はほとんど変更していないようで、メディアスクラムを巡る報道される側の真実と報道する側の行動原理のかみ合わない平行線ぶり、あるいはメディアの危うさという根っこが変わっていないということかも、と感じるのです。
「女性であること」を売りにする女性ライターが登場する後半、ライターであり、見た目にオンナっぽさが目に付きがちな作家自身が自分のどこに 商品価値があるか、ということを明確に自覚しているかということを語調強く描くのです。端的に云えば、オンナを馬鹿にするのもたいがいにしろよという本心と、でもそれでゴハン食べてる、というギャップ なのだろうと思うのです。
紅一点でその女性ライターを演じる菊池佳南が印象的。ステロタイプにコスプレして目線入りインタビュー写真を「偽造」するシーンは絵に描いたように男に媚びるような見た目。ええ、素直に眼福を感じてしまうアタシなのです。捕虜となった外国人を演じた中田顕史郎の、中東っぽい訛とパーマな髪型で、もう外国人にしか見えない圧巻。
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