【芝居】「メロテスカー、他」あひるなんちゃらの関村俊介が短編集をやるのを味わい堂々の浅野千鶴が見守る企画
2015.7.18 15:00 [CoRich]
関村俊介の作品の短編集上演で、名前があるのに浅野千鶴は出演しない 55分。19日まで空洞。最近は出演のない関村俊介の出演が楽しい。
女が突然、先生になりたい、じゃあ練習するから私先生ね、男は生徒と言い出す。パチンコ屋の前に並んでいるのは恥ずかしいんだけど。「先生になりたい」(田代尚子、野村梨々子、関村俊介)
秘密なんだけどね、こんどマスクマンになることになったんだ、ばれちゃいけないんだけど。名前どうしようかと思ってて、強そうなやつ「マスクマン」(澤唯)
そろそろ並んでもいいんじゃない?でもメンバー暖まってないよ。握手券おれは1枚しか持ってないんだけど、え、25枚持ってるの?「メロテスカー」(おがわじゅんや、関村俊介)
「先生〜」は唐突に「先生になりたい」といいだし、漫才よろしくその場でロールプレイしようとする女、なんか迷惑そうに巻き込まれる男だけど、そもそもパチンコ屋の開店前の行列で、それが恥ずかしいという理解できる枠組みと、でも人前でいきなり漫才やるのは恥ずかしくないというずれ、パチンコ並びを親にばれないようにするために従姉妹に口止めのあれこれ。あひるなんちゃら・関村っぽさが楽しい。田代尚子がどこまでもまっすぐ、先生になりたいと言い張りまっすぐにボケ、野村梨々子と関村俊介がつっこみまくる安心な構図。
「マスクマン」はジーンズ姿で落語、の体裁。何か問題があって、人に相談して、識者に相談しつつ解決したようなしないような。この感じなら暑苦しく行きたいところという気もするけれど、あくまでもクールで冷静に造型。別の場所への場面のつまみ食いというような落語っぽさがちりばめられて楽しい。
「メロテスカー」は私は通らなかったアイドル畑な話。CD買っただけ入手できる握手券、卒業前の握手会、ファンだけど1枚しか持ってないとか、そこそこファンだけど25枚持っていて気持ちは熱いのに、遠巻きに様子をみていてなかなかその一歩が踏み出せない男。 リアリティを持って観られるか、というとよくわからないんだけれども、 その二人の前に起きる奇跡、という一曲はなんか優しい。
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