【芝居】「クロノス」キャラメルボックス
2015.3.8 18:00 [CoRich]
劇団の人気SFシリーズの第一作の10年ぶり、初の再演 (1, 2, 3, 4, 5)。 新作と交互上演で22日までサンシャイン劇場。本編120分、スマホ・携帯での撮影・拡散可のカーテンコールが10分ほど。
おもえば新作込みで6本のレパートリー。一つの機械をめぐるサーガを作ってきた結果、まるでグランドホテル形式で映画が作れそうなさまざまなエピソードがつくれた10年だったのです。
メインとなる二人を一新。この莫迦げた一途さを背負う男を演じた畑中智行は、一途さはともかく、もうすこしクレバーな印象が勝ってしまうのは痛し痒し。ヒロインを演じた実川喜美子は、実はちょっと珍しい (1)大人の女性がじつにぴったりとはまり新たな魅力が引き出されています。
初演の感想でもその効果にあたしが熱狂した、「消える」表現は今作でも健在。ちょっとスチームパンクな時代がかったクロノスジョウンターという「機械」の派手さと、この演出の静けさの対比が物語のリズムをつくります。
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