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2015.02.13

【芝居】「夏目漱石とねこ」DULL-COLORED POP

2015.2.8 14:00 [CoRich]

15日まで座・高円寺1。105分。

伏せっている夏目漱石の家。 縁側では三代目の猫がいる。いよいよ臨終という頃、猫が集まる。若い頃との妻とのこと、女流作家との交流、子供の頃のこと、さまざま思い出される。

漱石の臨終に際して、これまでの人生を早送りという体裁。金がないのに米よりも本を優先して妻に苦労をかけたり、綺麗な女流作家が訪れた時の事とか、あるいは子規とウナギを食った時とか。あるいは子供のころのこと。

なるほど、夏目漱石の人物伝になっています。走馬燈を見るように、これまでの人生を振り返るのです。正直に云えば評伝をベースで描かれるそれぞれの場面はそういう知識としての面白さ以上には面白さがわからないアタシです。

その合間に挟まるのは後輩への作家の心得。作家・谷賢一の心意気だったり何かの宣言かな、と読み解くアタシです。いくつかの場面を挟み、行き来しながら描くのです。 そういう意味でエンタメに徹し、人間・夏目漱石と妻の掛け合い、という体裁で描いた菅間馬鈴薯堂(1)はまったく正反対のアプローチだと思うし、そちらの方が好きだなとアタシは思うのです。

大西玲子は確かな表情と台詞で説得力。子供時代を演じた百花亜希は少年の口調、力強い瞳を感じさせて可愛らしく。きりりと立っている妻を演じた木下祐子の造型は、漱石に見えていた、もしかしたら怖い、もしかしたらすまないと思っているという気持ちの表れという雰囲気をしっかりと。

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