【芝居】「止まらずの国」ガレキの太鼓
2014.12.20 18:00 [CoRich]
ガレキの太鼓名義では再演、その前にもう一回やっているようですが、私はこれが初見です。 29日までアゴラ劇場。100分。
イスラム圏らしい国の市街地、バックパッカー向けの日本人宿。長く逗留している者、まだ旅を始めたばかりのもの、もうすぐ旅が終わるもの。一人が明日この宿をでることになっていてパーティを考えたりしている。韓国人の女をつれた日本人が来たりもする。何も起こらない日常のはずだったが、街はびっくりするぐらい静まりかえっている。宿の職員も姿を消した。やがて、銃声が。
バックパッカーだった作家らしい物語。中東あたりの危ないところの旅行者たちの話。これを海外の見聞を描こうと読み解くのはちょっと早急に過ぎるように思います。日常を離れて、ちょっと怖い場所に集った日本人たち、それぞれの事情を浮かび上がらせていくのだと思うのです。そういう意味では日本を舞台にしてもいい題材ではあるのだけれど、日常の風景から戦争状態みたいな触れ幅は日本を舞台にしては描きにくいとは思います。
もっとも、その戦争状態のオチがこれ、という残念な感じではあります。じゃあ起きたことは何だったのだ、と思います。
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