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2014.11.06

【芝居】「In The PLAYROOM」DART'S

2014.11.1 14:00 [CoRich]

2009年初演、翌年再演の人気公演 (1, 2) の三演め。 9日までシアターミラクル。115分。

渋谷の劇場から新宿区の劇場に移り、物語も「新宿区内限定の鬼ごっこ」に変化。例によって私は初演再演の記憶がないのだけれど、ラスト近くがかなりわかりやすく変化している、というのはアタシの友人の言葉。確かに、全てが作家の頭の中にある多重人格なのだということと、前半で作家が目の前の人々の隠していることまで全てお見通しという神懸かりな存在であることが明確につながって見えるようになった、という印象はあります。

客席に分散して座らせた役者たちが演じるのは小説の発売を心待ちにして物語を追うのを楽しみに待っている人々。客席に座らせることで、舞台で物語にふれる私たちという存在とだぶらせるようでちょっと巧い使い方。舞台に机をしつらえて囲んで座らせたあとは、ほとんど動かない役者なので、ここでの座り位置はせめて全員が反対側の位置に居てほしいと思ったりもします。初演再演もこうだった印象なのだけれど、ずっと同じ位置に座り続けているのは、確かに自然だけれど、それぞれの役者の顔はみたいなと思うので席替えのできるような何かがあるとちょっと嬉しい気がしますし、むしろ囲みにこだわらないやりかたもあるのではないかと思います。もっとも、囲み舞台にするゆえの濃密さも捨てがたいのですが。

ネタバレ

小説を読んでいる読者たちの前に現れるのはこの人気シリーズで殺されずずっと生き残ってきた主人公の女、ここに至りここまでの物語全体が小説の中に封じ込められ、作家の頭の中の出来事なのだとみせる終盤の見事さは何度見ても楽しい。まあ、覚えてないわけですが。

初演再演に続いて編集を名乗る男を演じた島田雅之は汗びっしょり、というのが特に終盤の尋常ならざる人物を描くのに似合っていて、強い印象を残します。作家を名乗る男を演じた今里真は冷静さが勝る造型でいいコントラスト。引きこもっていた女を演じた椎谷万里江は気弱そうなところからの終盤の豹変が見事で強い印象を残します。OLを演じた佐賀モトキは久しぶりに拝見する気がするけれど、ややヤンキーな役柄の印象が強かったのに、見事にキレイ系なOLに。女優は怖い。

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