【芝居】「騒音と闇 ドイツ凱旋ver.」革命アイドル暴走ちゃん
2014.9.28 16:00 [CoRich]
元、バナナ学園純情乙女組の新生ユニット。私が予定していた相鉄本多公演は雪に阻まれ松本から出られず観られなかった半年前の出来事を懐かしく思い出す45分。解散のきっかけとなったアゴラ劇場へリベンジを果たしました。劇場履き持参指定ですが、 私は裸足にサンダル履き、足ふきタオルを持参で荷物を減らして参戦。ドイツを経て30日までこまばアゴラ劇場。
バナ学の後半と同様、いわゆる「おはぎライブ」のみのライブ体験。モチーフとしてテラヤマなど演劇が使われることはあるけれど、ヲタ芸に代表されるアキバ系からポップスまでさまざまな要素をごった煮に。大人数を出して混乱してるようにみえていても、たとえば役者たちが自分たちで考えて観客に道具を渡して持って貰ったり、使い終わった道具はバックエンドでも客席でもかまわず投げたり、客席の間に割って入って通るときだって、足を踏まないように最新の注意を払っていたり。それは演出の精度なのか、役者たちへの(言葉は悪いけれど)教育の結果かはわからないけれど、ちゃんと考えて動いている人々を更に統率するという演出の圧倒的な力を再確認します。
アタシが観てるものといえば、 ともかくノイズと混乱、かろうじてバナ学時代の糸電話演出が残ってるのが嬉しくて。映像はだいぶグレードアップしていて、アゴラの狭さを生かして、前列ならばほぼ視角を覆う三方の映像。あるいは開場中のMCはプロデューサー自ら、ちょっとジャパネット的なあおり方をしつつ(が、やや期待値上げすぎなのはご愛嬌)も、必要な情報を聞こえやすく伝えるのはバナ学時代よりもホスピタリティが向上していると感じます。
当日パンフで批評家の言葉であるとおり、一見カオスに見えて、緻密とゆらぎがしっかり。今作では、精度は格段にあがり、確かに最前列の目前で行われるヲタ芸では役者は踏み込んできたりはするけれど、手のフリが観客に当たることは(私が二列目から観てる範囲では)決してなく、寸止めの美。 前回ここでやったときの反省が根っこにあるとは思うけれど、ものすごく近づいてきてくれているのに、薄皮一枚(まあ、コンドームですw)で踏み込んでこないと感じるのは洗練されたとも云えるし、正直に云えば寂しい気持ちになったりもしますが、精度は格段に高いのです。
もう一つ、海外公演をしているのだとすると、 スク水や小学生を模したランドセル、旭日旗(まあ、シンボルではありますが)がさまざまがもりこまれてるのをそのままやったのだとしたら、どういう評価が為されたかは訊いてみたい気はします。
アマンダ・ワデルは西洋人らしく色っぽいシーンだって、あるいは可愛らしいシーンだって圧倒的に。おじょーこと 高村枝里は目力が圧倒的でたまたま目があってしまうとクラクラと。加藤真砂美もセンターをきっちり、安定していて。アタシの座った場所の関係からか、鈴木ももの表情、目力が圧巻。
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