« 【芝居】「五反田の朝焼け」五反田団 | トップページ | 【芝居】「おおいなる不完全」アートひかり »

2013.10.04

【イベント・芝居】「カタクラッシュ」

2013.9.29 15:00

松本市市街地のショッピングモール・カタクラモールとカフラスの再開発を巡るイベントの一環。(直接は関係ないけれど、このイベントに寄せられた一文が凄い)堅苦しい学習会ではなく、気軽に若い人々に集まって貰うという趣旨で冒頭に20分の芝居を上演。28・29日、Give me little more.(公式) 休憩込みで全体は3時間。予想外に休憩が長かったので次の予定のために演劇の後の休憩で退出してしまいました。

商店街の一つの店の店員が店の前に転がる死体を見つける。まわりの店の人々も集まってくる。ここに死体がある、ならばそれで客を呼ぼうと話し合う。見つけた店のものなのか、商店街全体のものなのか。話し合いはまとまらない。居なくなったあと、残された死体は、黒服の男が持ち去ってしまう。

店の前の死体を見世物というか商売の目玉にしよう、という発想からしてわりと不条理っぽい感じ。おそらくは本当に何もない商店街なのだという説得力。そこに現れた(死体とはいえ)目玉になりそうな一つ。それを巡って、どの店のものかとか、商店街全体のためのものだとかの喧喧諤諤。なるほど、松本の市街地、広大な土地に建つ商業施設の再開発。これをタネにして観光の目玉にしようとか、商業的に成功できる機能的な施設にしようとか、自分が見て気持ちいい場所に変えて行こうとか再開発をめぐる人々の思惑が渦巻く感じによく似ています。

観客は芝居を見慣れた人ばかりでは無いというのもこういうイベントの面白さと危うさ。アタシが拝見した日曜昼はそれが(芝居に関しては)マイナスに働いたという気持ちが否めません。タブレット端末とコカコーラの2リットルペットボトルを抱えて座り、芝居の最中に豪快に音を立ててコーラをコップについでみたり、飽きてタブレットの画面を眺めてみたり、果てはシャッター音を消せないだろうその端末で写真を撮るに至るのは、芝居を見慣れてないというのとは別次元に、人の危うさを感じます。おそらくは店の常連なのでしょう。新たな試みゆえにコントロールが行き届かないということはあるかもしれないけれど、その場を壊していることに自身が気づかないし、アタシも含めた他の人々が注意できない(じつは勇気を振り絞って注意した観客が居たのだけれど、まったく意に介さなかった)という状態で、そんな人に支えられるシンポジウム自体に意味があるのか、ということさえ感じてしまうのです。かき混ぜる面白さはあるけれど、それも程度問題かな、と思ったりします。

|

« 【芝居】「五反田の朝焼け」五反田団 | トップページ | 【芝居】「おおいなる不完全」アートひかり »

演劇・芝居」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 【イベント・芝居】「カタクラッシュ」:

« 【芝居】「五反田の朝焼け」五反田団 | トップページ | 【芝居】「おおいなる不完全」アートひかり »