【芝居】「ノスタルジア」幻想劇場◎経帷子
2013.10.27 16:30 [CoRich]
まつもと演劇祭、アタシが最後に観たは演劇祭常連の一本。27日まで D's。60分。
結婚の約束をしている男女、夜の公園での待ち合わせや教会の下見。結婚して子供が生まれて夫婦げんかをしたり。なぜ初めて行ったはずの教会を夫は詳しく知っていたのだろう。疑いの気持ち、隣で起きた火事は隣の奥さんの浮気が原因で。夫ではないか。問い詰めると夫は叫ぶ「おまえの中の俺を殺せ」
そう高くはない天井、舞台を中心に二列にぐるりと取り囲みます。二列目はかなり高くあげていて、どこから観ても見やすい感じの客席。不思議な雰囲気の空間を作り出します。
寺山修司作品の系統の作品が得意な劇団。 女と男、幸せだった時間、幸せになるはずだった時間。想いは女の中で繰り返される。夫はもう事故でいない。子供は(たぶん)最初から居ない。もしかしたら眠り続けている女の外側には医者も居て、まだ目を覚まさないという、記憶と時間の中に閉じ込められた女を巡る物語。かみしめる気持ち、期待していたきもちゆえにこうなってしまった、ということか。
良くも悪くも寺山風味ですから、若い人にとってはちょっととっつきにくい気はしますが、合間合間に入れる軽いシーンがアタシちょっと好きです。ギャバンネタ(ズバット百瀬、という名前なのに)だったり、山の上から眺める二つの街を繋ぐ道路沿いの明かりとか、名古屋弁の医者だったり。
女を演じたきむらまさみ、可愛らしさと囚われてる感じの絶妙。男をえんじたズバット百瀬は実直、素敵な人、というある種の幻影をしっかり。医者を演じた家田典和は笑いを取りつつも、 バイオタイドなんて言葉の説得力。看護婦を演じた、はりけんは出落ち感まんさいなれど、それが軽さをつくっていていいのです。
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