【芝居】「のぞき見公演#4〜風営法違反編」ガレキの太鼓
2013.6.2 17:20 [CoRich]
マンションなどの一室を使っての短編の演劇シリーズの四回目 (1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9)。 当初予定していた品川駅近くではなく、代々木上原駅徒歩15分ぐらいの場所に。4日まで。55分。小さな風呂イスみたいなものに腰掛けるので、動きやすい軽装で。引き戸を正面にした長辺側がおすすめなのだけれど、入った順に奥に案内されるので、真ん中よりすこし前ぐらいの順番で。チラシとは役者が変更になっているようです。
マンションの一室を使った風俗の店。待機部屋らしいところと、隣にはプレイする部屋。売れっ子の一人と、なかなか客が付かない二人。次の客は、ちょっと面倒くさい。
今までは暮らしている場所、という感じだったけれど、一転、仕事場での一幕。これがアリなら、個人事務所でも何でもいいじゃないかという気がしないでもないけれど、なんせ若い女性が肌見せたり、営業用スマイルだったり、果ては風俗のプレイもどきの雰囲気があったりと、眼福てんこ盛り。物語というよりは、性を売り物にすることのリスク、いつまでもは続けられないということの生活のことだったりを描きます。何より面白いのは仕事場でのチームプレイ、というような雰囲気。プレイのテクニックがうまく行かないことを実地に先輩がレクチャーしてみたり、いわば敵となる面倒な客を目当ての女の子から距離を置かせ、なだめすかし、なんとか押さえ込んだりと、実にいいチームワークが、なんかスポーツを観るようで楽しい、と、スポーツを観る脳みそが無いあたしが云っても説得力がありませんが。
売れっ子を演じた飯塚ゆかりの可愛らしい顔立ちで客への顔と裏での顔のギャップ。レクチャーもなだめすかすのもきっちりサポートするホステスを演じた工藤さやの男気あふれるようなかっこよさ。金に困ってるのに客がつかないホステスを演じた加藤なぎさを評した劇中のセリフ「雑なんじゃない?」というのはあんまりとはいえあんまりだけれど、そういう感じに見えてしまう、というのは演出の妙か、はたまた女優のすごさか。
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