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2013.03.17

【芝居】「馬のリンゴ」ワワフラミンゴ

2013.3.16 19:00 [CoRich]

春の陽気も嬉しい神楽坂・フラスコで20日まで。自由席ですが、(観客による)見切れ席もあります。なるべく奥へ。65分。当日パンフによれば、2011年2月の続編だといいます。

吸血鬼が出没する。咬まれたくないから棒や灰皿を持ったりしている。あるいは、幻想の女の子も現れる。

ワワフラは基本的には女子たちの意味ありげな会話をバラバラの断片に繋いでいくのですが、その中でも今作は相当に難易度というか抽象度が高いのです。吸血鬼、幻想の女の子、ゴリラのこと、貰う賞のこと、パイナップルのことなど、バラバラでとりとめない単語が並んでいて、物語としてとらえられません。何カ所かに登場のするダンス(UNICLOCK的な、正直あそこまではキレがないけれど)も、どちらかというと洗練を優先した感じで、とらえようがない感じ。

二人の吸血鬼のうち、一人が連れて行かれて、残された一人が「私はダメってことー?」叫ぶシーンが結構好き。なんだろ、人からの評価で常に内省を続ける女子っぽさ。

あるいは、「友達いないって云ったじゃん」と詰問して、対して「いや、(それは)ロボット」と言い訳したりするのも、なんか女子の現場っぽさ。そういう意味では、「幻想の女の子」がほめることを要求して、四苦八苦して探しながらほめる(三人、というのも巧い感じ)ってのもなんか女子っぽい。

加藤真砂美はバナナには無かったような線が細いクールビューティな感じ。石井舞は凹んだ表情と声が好き。浅川千絵は馴染んではいるけれど、もっとはじける感じが観たい。北村恵はさすがの安定感、いたずらっぽかったり、怒ってみたり、凹んでみたり、この世界を作るのに欠かせないのです。

正直に言うと、点描されたそれぞれの場面、少しずつつながってたりはするけれど、物語がつながっている感じではないのは苦手なんですが、ワワフラミンゴを見続けてしまうのは、女子ばかりということなのか、あるいは場面の断片がおもしろく感じるからなのか、自分でもわかりかねながらも、通い続けてしまうのです。

縦に長い場所の長辺にずらりと椅子、少し出遅れて入った時に迷いつつも、真ん中の一列しかない3席を選んだアタシですが、結果的にはあまり巧い場所ではありませんでした。アクティングエリアは入り口近くのベンチ、カウンターのあたり、畳の上のベンチの三カ所に分散しますが、実際のところ一番よく見えるのは一番奥の畳の上に座るか、その上の椅子じゃないかしらん。畳の上の芝居が、もうすこし壁側に寄っていれば、とは思います。一応開演前に、乗り出すな、というアナウンスはあるんですが、注意ではどうにもならないレベルとも思うのです。見えないってのは、ストレスです、じっさい。

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コメント

かわひら様

先日はご来場ありがとうございました。
お席の件、行き届かず、大変申し訳ございませんでした。
まだ公演期間中ですので、席配置についてブログのご意見を少し参考にさせていただきました。
本来であればご来場いただいた時点でストレスがない席配置にすべきなのですが、申し訳ございませんでした。

今回の公演の感想も、ありがとうございます。励みになります。
今後ともワワフラミンゴをよろしくお願いいたします。

ワワフラミンゴ

投稿: ワワフラミンゴ | 2013.03.19 12:11

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