« 【芝居】「中也論 よごれたかなしみ」趣向 | トップページ | 【芝居】「喫茶室あかねにて。」(A)ホントに、月刊「根本宗子」 »

2012.10.03

【芝居】「マイサンシャイン」Utervision Company

2012.9.30 14:20 [CoRich]

Utervision Company、アタシは初見です。70分。30日までまで座・高円寺2。

その町には隣町とを仕切る高い壁があって行き来することはできない。ある日、女が壁にあいた小さな穴を見つけて頭から潜り込むが、壁に体がつかえて、抜けなくなってしまう。足の側で通りかかった男が声をかけ、手助けしようとするが、なかなか抜けない。頭の側(向こう側)にも女が通りかかりるが食べ物をくれたりはするが、ずっとみているだけだ。

高い壁に半身をつっこんで動けない女、足の側で助けようと声をかける男は盲人、頭の側で手をさしのべる向こう側の女は聾、という三人の芝居。男が盲であることを半身の女がしばらく気づかないということ、や、それぞれが不自由さ、そこから動けないということを構成という時点でさまざまに描けそうで、芝居が立ち上がるおもしろさがあります。

基本的には男と、動けない女の二人の会話で物語がすすみ、それぞれの事情だったり想いだったりが交錯していくというつくりかた。互いの顔が見えないというシチュエーションも実に見事な感じがします。いっぽうで、向こう側の女は聾であること、あるいはそこに存在しているということ以上には物語をドライブしない感じなのは少しばかりもったいない気がします。

もう一方の演出がどうなされているかはわからないのだけれど、動く白い壁を自在に配置し、時に寓話のように語られる挿話をアンサンブルが演じるとうことがうまく機能していて、コンパクトで見応えがある仕上がりになっています。

|

« 【芝居】「中也論 よごれたかなしみ」趣向 | トップページ | 【芝居】「喫茶室あかねにて。」(A)ホントに、月刊「根本宗子」 »

演劇・芝居」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 【芝居】「マイサンシャイン」Utervision Company:

« 【芝居】「中也論 よごれたかなしみ」趣向 | トップページ | 【芝居】「喫茶室あかねにて。」(A)ホントに、月刊「根本宗子」 »