速報→「清水宏のジャパニーズ・ターミネータる! ~こうなりゃヤッタる、アバレタる!~」落語王
2012.9.8 19:30 [CoRich]
清水宏が、イギリス・エジンバラのフリンジフェスティバルへの参加の凱旋ライブ。休憩なしの3時間。9日までシアター711。
数千人のパフォーマーがしのぎを削る中、メインの通りから遠く離れて人通りのないところのライブハウス。チラシを配り、メディアに攻勢をかけて。
愛知のオバさんという風情の前説から、スタート。ずっとその格好だったという、スポンサーのワッペンが縫いつけられたオレンジ色のジャージ姿に身を包んで登場。 ネタというよりは、この不利な状況のなかでいかに七転八倒していったかを語る、報告というかセルフルポのような語り口。店の場所がいかに人通りがないか、チラシがいかに捨てられているか、フェスティバルのオフィスに乗り込み人の集め方のレクチャーを聴き、プレスルームに入り込んで嫌がられ、チラシを渡した相手の名前を聞き呼びかけること、ライブが始まったら始まったで出現する正体不明になった酔っぱらいへの対処、同宿の意味不明な男の怖さ、開演に間に合うかわからないぐらい遠くへのショーケース参加などさまざま。マイクもない素舞台を狭しと飛び回りながら語り切ります。
さすがに3時間出ずっぱりではなく引っ込んだりするけれど、語っていたその光景を撮った映像が幕間を埋めていきます。語るだけでも十分爆笑編なのに、まさかそんなことが、というのが語るだけではなくてちゃんと映像として抑えられているので、テンションが下がらずに続けられるのです。たとえば、店の前がいかに人通りがないか、というのは映像で見せればそれでおしまいのところ、映像がない状態でその説明を語りだけで臨場感たっぷりに成立させてしまうのです。そういう意味では昔からやってる体験ネタのようではあるのだけれど、濃密な一ヶ月ゆえに濃さも凄いのです。
身ひとつでの語りという意味では落語的なのだけれども、答え合わせのような映像でまた爆笑し、最後にそのネタのダイジェストで見せることで、追体験させるかのよう。実によく練り込まれていて、ほんとうに目が離せなくて、「清水宏」というジャンルなのだ、というtwitterで云う人が居るのも、納得なのです。
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