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2012.08.15

速報→「そうか、君は先に行くのか(やぶからし編)」カムヰヤッセン

2012.8.13 15:00 [CoRich]

75分。共通の登場人物を含む二バージョン「やぶからし編」「はたたがみ編」を交互上演。20日まで雑遊。

小学生の頃は貧しく母親の虐待の日々だった男、父親が抗争に巻き込まれて死んだため、今の組長に養子として育てられたが、冷徹になりきれず後継者としての地位は固まっていない。若頭が撃たれ代理に取り立てられるが、抜かれた形の兄貴分はおもしろくない。若頭代理となった男はふとしたきっかけで小学生の頃学級委員だった同級生と再会するが、彼は刑事になっている。今度は組長が撃たれ、兄貴分が組長代理として取り仕切ることになる。抗争劇の黒幕、若頭代理の数奇な運命を握る人物 おそらくは共通の登場人物、ヤクザと刑事、それぞれを主軸に置いて同じタイムラインを流れる裏表の物語と、過去の小学生の頃の同級生だった女の子を巡る物語という体裁。それぞれの人物の物語という点では完結しているものの、やはり両方を観た方が、という感じ。ロングランを実現するためという事情もあるのでしょうが、せいぜい75分程度にはなっているのだから、なんとか一つのステージで両方の物語をきっちり見せてほしい気はするのです。群像劇にしたいのだろうと想像しますが、それならなおのこと、それぞれの人物をきっちり描き込むためにも。一本にしてフルサイズで描いて欲しいところ。

正直に云うと、この題材を作家が描こうとしていることのモチベーションというか動機がアタシにはわからないのが、戸惑うところ。 この作家がヤクザの抗争劇というような物語を描こうと思ったことの必然は何なのだろうと思うのです。親子、子供の記憶ということを濃密に、 少々過剰に描こうという意志を感じますが、アタシ自身だってリアルを感じられない、こういう世界を描き出すのはかえってハードルが高い気がしてなりません。

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