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2012.07.15

速報→「ともだちのそうしき」RONNIE ROCKET

2012.7.14 14:00 [CoRich]

芝居として上演( 1, 2)したものを、今年に入ってリーディングとしてさまざまな役者の組み合わせでワンステージという企画公演の三回目。アタシはリーディングになって初めて拝見します。16日まで大吉カフェ、85分。

葬式、離れの部屋で寝ている女を写真に納めるもう一人の女。互いに故人の親友だと話して、お互いの思い出をかたるけれども、どう考えても同一人物とは思えない。

男×男バージョンで初演されたものが、女×女、男×女というバリエーションに。全体の物語は変わらないはずです。となれば、役者を変えて観るということは、物語の流れは知った上で役者のキャラクタだったりテンションだったりを楽しむということなのでしょう。もっとも、記憶力がザルなアタシは、わりと何回観ても新鮮に物語を楽しんじゃうんですが(泣)。

リーディングらしく、役者の動きはほとんどなくて、場の説明やト書きがワイヤレスマイクによって語られます。純粋に二人の物語としてきちんと閉じるやり方で巧いと思います。

初日は、ザネリ(10代の親友)×渡辺詩子(20代からの親友)。声を張り上げ、暴れ回るように演じるザネリ、抑えていく詩子。決して役に固定された関係ではなくて、さまざまに演じられているようです。
前半で互いにとっての彼女の思い出を語るシーンがそれぞれに。話して、合いの手を入れてというリズムは、アタシが観た印象では漫才のようでもあります。ああ、こういうリズムの作り方もあるのだなというのはちょっと新鮮です。

物語としては、わりとうっちゃるオチではあります。でも、それが弱点にならないというのはギュッと濃縮されたライブ感ということなのかもしれません。

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