速報→「恥知られたら恥ずかしい(バイオレンスラブ編)」ガレキの太鼓
2012.6.30 14:20 [CoRich]
のぞきみ公演の中の一本。コミカル要素皆無の55分は少々キツイ気もします。7月3日まで都内某所(品川のマンション)。
子供に手をあげて入院させてしまった母親は泣いて謝るばかり。父親は強く責め、しかし今からならまだやり直せると説得しようとするが。
今回のラインナップの中では唯一コミカル要素がまったくない一本。怒号と鳴き声という印象だけが強く残ります、なぜ我が子に手を上げてしまうのか、なぜ母親はそこまで追い込まれてしまったのかを丁寧になぞります。実際のところ、世間のニュースやドキュメンタリーで云われているような現在の夫婦のあり方をなぞるようではあって、物語として新しい見方や考えが示されるわけではないように思います
夫が拘っていること、妻が拘っていることの食い違い。なすすべのない絶望的な気持ちゆえか、責め立てる夫の序盤、なだめるように妹が冷静さを持つ中盤、終盤にいたって、拘泥していることからほんの一歩踏み出すことで、ほんのわずかな光明は見えた気もしますが、観客はかなりもやもやしたままで放り出される感があります。
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