速報→「翔べ翔べ翔べ!!!!!バナ学シェイクスピア輪姦学校(仮仮仮)」バナナ学園純情乙女組
2012.5.26 13:00 [CoRich]
ロミジュリ、ハムレット、マクベス、オセロー、夏夢、なぜかチェーホフ、ベケット、任天堂まで参戦な。物語を追いづらいかんじですので、exiciteニュースの記事が詳しいです。濡れてもいい服、という触れ込みですが、時折り浴びせかけられる水がうっすら絵の具のにおいがするので、汚れてもいい服と靴(ここ重要)を。
二階堂瞳子、NY帰りの最初の一本。カオスっぽさはそのままなれど 物語を完全に排除した最近の「おはぎライブ」から、少し演劇寄りに。ヲタ芸を薄めにして、洋楽含めたさまざま。中心がなくなった分、いろんなことを試しているというか、迷っているような感じがしないでもありません。たしかに「おはぎライブ」の完成度ならば敵なしですから、そこに留まるだけより、いろいろ試してみるというのは正しい選択。
台詞の断片だったり、男女の出会いだったり、主人公の葛藤だったりをみじん切りにしてマッシュアップ。その断片すらも、ほとんどは舞台のあちこちで、実にこじんまりと演じられることもあって、そこの何かを追いかけようとか捕らえようということはほぼ徒労に終わります。完全なカオスこそが身の上の「おはぎライブ」にくらべると、なまじ物語らしいものがあるために、それがつかめないことのフラストレーションは溜まります。めいっぱいで観たいからと欲張って最前列(アタシだ)というよりは、もうすこし後方の方が全体をぼんやりとも、それぞれのパートの好きな部分を好きなように選んで観られるという点で、いいかもしれません。
最近のバナナの舞台は、水にしてもダンスにしても過剰感だったり、やりすぎる感じこそが身の上という感じだけれど、今作、それだけを期待するとそういう意味では物語をはさんだためか、少し薄味な感もあります。。だからといって、「おはぎライブ」一本でやってほしいとは思わないのです。二階堂瞳子に惚れ込んでしまったアタシとしては、脚本は別にあっても、彼女が描く演劇を観たいという気持ちがますます強くなるのです。 こういう構成だったにしても、当日パンフのあらすじ以外では、アタシには断片としての物語を感じるのが精一杯、せっかく「構成」したものを、もっと五官で感じ取りたいと思うのだけれど、それはアタシの感度の問題という気がしないでもありません。
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